みずのまいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ結ちゃん、表紙のイラストから予想外に元気いっぱい頼れる子だった!16ページで倫太郎くんが「かっこよくて似顔絵を描いてみたい」って言ってて、絵を描くのが大好きなのすっごい伝わってきた!
20ページの元気なあいさつをする結ちゃんにぐっとなっちゃった……。不安でいっぱいのとき、「素直に言えばよかったのに」とか「なんでもっと早く言わなかったの」とか言われたことあるけど、言ったら迷惑かなとか、言ったら怒られちゃうかなってなったことある。「自分は不安です!」って言うのって、すっごいすっごい勇気が入ります。だから、それを隠しちゃうように元気にみせようとするの、自分もだー!ってなった。22ページの心配してほしい優しくしてほしいっていう結ちゃんの気持ち、あの時の自分の気持ちと一緒かもって思った!でも、23ページで結ちゃんは、自分が怖いなって思う気持ちを打ち明けられることができて、良かったなって思った。
33ページのイラストすっごいすっごい好き!結ちゃんと流星くんの大切な思い出の約束の一ページがたくさん溢れてる。二人の背中に星がたくさん流れていて、時間がぐるぐる巡っているみたいって思いました!
多摩子さんの『鈴木くんは犯人じゃありません』って面白そう!龍之介くんがすばらしいって絶賛する多摩子さんの作品たち、読んでみたいです!
結ちゃんは過去に自分の不安を出さないために元気に振る舞うってことをしていて、龍之介くんは演技の為に自分を作品のイメージに近づけるってことをしている。「演じる」って、相手に見せたい部分をみせるってことだけど、自分を偽ることでもあるんだね。46ページの龍之介くんの「ぼくがもし~責任重大だ」って言葉、ズドーンって重みがあります。
結ちゃんが大きなくしゃみで龍之介くんを庇ったところ、結ちゃんの勇気も凄いんだけど、【そうせざるを得ない】状況での【振る舞い(演技)】を結ちゃんは自ら選択して行っていて、なんだか結ちゃんだけじゃなくて、この撮影の世界にいる人たちみんなが【そうせざるを得ない振る舞い】をしながら過ごしているのかなってくらい、緊張感のある場面の連続だった!読んでてすっごいドキドキしてたけど、71ページで結ちゃんに火が付いたところ、ちょっと笑っちゃった!そこだー!結ちゃん行けー!ってなった!
キーマカレー!私も好き!甘いカレーだったら食べれる!結ちゃんも甘いキーマカレー派かな?82ページで、多摩子さんがちゃんと結ちゃんを守ってくれる大人で良かったなあってなった!95ページでも結ちゃんの気持ちを確認してくれて、結ちゃんの傍にいる大人が多摩子さんで良かったー!多摩子さん大好きです!
監督という立場の人間が、一般人(俳優さんじゃないからね!)である結ちゃんを、みんなの前で頑なに「くしゃみちゃん」って呼び続ける意味はなんだろう?
月菜さんは月菜さんで一生懸命な子なんだろうなあって思いました。結ちゃんに対して発する言葉は「いいかげんなことをしないで」で一貫しているし、彼女の芯になる部分が揺らがないから、キツイ言葉に現れちゃうのかな。撮影の場面は【そうせざるを得ない振る舞い】だって感想書いたけど、月菜さんはそういう小細工みたいな態度をわざわざ見せずに、ガツンと言葉を放つところがカッコイイ子だなって思いました!
12章のタイトルの「やっと会えた……!」から結ちゃんの気持ちがすっごいすっごい伝わってきたのに、156ページの「再会なんてしなければよかった……」で泣いちゃった。「楽しかったよー」ってごまかして、過去みたいに自分の気持ちを見せないようにしている結ちゃん、すっごいがんばってて、がんばってて、がんばってるから辛いです……。多摩子さんとお話して、結ちゃんの気持ちが言葉にできたの、嬉しくてまた泣きそうになっちゃった。
決意した結ちゃん、カッコイイ!雪丸ぬん先生も書いてたけど、また結ちゃんと流星くんが笑い合える日がくると良いな!これからの結ちゃんの快進撃!?を是非、読んでいきたいです! -
Posted by ブクログ
ネタバレ人を愛するのは素晴らしい事。両想いになれればどれだけ素敵でしょうか。しかし、至るまでにはたくさんの苦難や障害が付き物です。このサイトは問題を抱える貴方の手助けになります。かならず、貴方の願いをかなえます!
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久しぶりの5分間で読めるショートストーリーシリーズ。1話5分で読めるという謳い文句には依然相違なく、読みやすい文章はびっくりするぐらい読書がはかどる。 恋に関する悩みを抱える登場人物が、解決方法をスマホやパソコンで調べていると、突如として「ひとりで苦しまないで あなたの恋かなえます♡ ダーク」といういうサイトが現れる。一様にうさん臭さを感じるが、まさに藁にも縋る思いの主人公は少しだけならという気持ちや、気を紛らわせるためにサイトを開いてしまう。そこで今どんなことで悩んでいるかという質問や、願い事を聞いてくる。文章を打ち込んで送信するだけという気軽さに思わず悩みと願い事を書き込んでサイトを利用してしまう。悩みと願いを書き込んだことで少しだが肩の荷が下りた気になった主人公は再び日常に戻っていく。
すると、恋の悩みと、同時に望んでいた展開が訪れ、日常は彩を得る。サイトに書き込んでから悩みは解決し、意中の相手は自分だけを愛でている。あのサイトの力は本当だったのだ。サイトを利用してよかったと日々を謳歌していると、やがて身の回りで起こる、恋に関する出来事がやや過剰であったり、陰りをみせはじめた。相手の行きすぎた行動や理性的でない動作に驚愕し、異議を申し立てるが相手は全く聞き入れてくれない。ただロボットの様にサイトに書き込んだ願いだけを完遂するだけの存在になっていく。
その様子に平和だった日常は破壊されていくのだが、今更願いは取り下げられず、ただひたすらに奈落へと転がり落ちていくのであった。恋愛という明るいテーマにホラーを見事に落とし込んだ本作品。中学生前後の年齢の男女が純粋に恋に悩み(一部は自分の欲のために相手を手に入れんとしたりしていたが)苦しんだ結果、見つけたサイトによって絶望の底に落とされるというなかなか後味の悪い作品。全てがすべて最悪の結末を迎えるわけでは無いが8割ぐらいはそんな感じ。相手を好きになってしまったが為に落ちてしまった落とし穴であるが、願いと迎える結末の不釣り合いにもやもや。確かに主人公が利用したサイトは望みをかなえたが、それは文面通りの願望をかなえただけで、かなえた先に人の血が通っているような結末はなかった。ただ本当に”叶えただけ”でその果てに何が起こったとしても助けはない。その有様が本当に無慈悲で、無情だった。サイトの詳細はしれず、どういう目的て存在しているのか、果たしてだれが作ったのかの言うのは分からぬまま。
この5分間シリーズは続きが出る印象がないので詳細はこのまま分からないままだろうが、人の心に付け込む邪悪さに寒気がするほどの存在なので、このまま分からぬ方が怖さは保たれるかも。 話は全体的に面白かったので、もし続きや同じようなシリーズが出るなら読んでみたいところである。