マリオ・ルチアーノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今度マリオさんのイタリアンの店に行くので
予習、と思って読んでみた。
19歳の時結婚して生まれた子どもは
どうしたんだろう?
と、疑問に思ったまま読み進める。
最後に出てくる息子、がその子なのかしら。
家族ってなんだろうなと考えさせられる一冊。
そして、裏切りを経験するために
とことんファミリーを大事にして信頼する、
そして裏切られる、、その繰り返し。
悲しいな、
何年もお母さんに会えず、、、
亡くなった後、帰ろうとすると
こっちに帰ってきてもママはいない
と言う妹の言葉。
何が大切なのかな?ファミリーの絆?
お金や高級なモノ?地位や権力?
抗えない環境に置かれたら人はどうなる?
自由意思でな -
Posted by ブクログ
映画「ゴッドファーザー」でマーロン・ブランドが演じたドン・
コルレオーネのモデルであり、伝説のマフィアであるラッキー・
ルチアーノ。
その末裔が日本にいるだと?しかも本を書いたって?これを読まず
にいられようか。いられるわけがない。
末裔と言ってもラッキー・ルチアーノの直系ではない。母方の祖母の
いとこの息子がラッキー・ルチアーノと少々ややこしい。それに著者
が生まれる前にラッキー・ルチアーノは亡くなっているので面識も
ない。
それでもギリシャ人の父とシチリア島出身の母の間に生まれた著者
は、母方の祖父・伯父がマフィアだったことで幼い頃からいわゆる
「ファミリー」に -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ゴッドファーザー」も好きだしとても興味深い内容であった。アンダーグラウンドのことは、別の世界のことと割り切ればとても面白いと思う。しかし、この主人公マリオの壮絶な人生を読書の中で共にするうちに、あまりにも近いところにアングラな世界がはびこっていることを知り、とても怖くなった。そして、違法行為、暴力、黒い関係さえも自慢げに語られ、マフィアは何よりもファミリーが大事だと言っておきながら、親族内の裏切りでファミリーが瓦解していくことに、かなりの違和感を感じずにはいられなかった。
それでも最後には足を洗い、本当の幸せというものを見出せたということで締めくくられ、安堵した。