南和気のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
国内マーケット縮小による経営のグローバル化の必要性、事業環境がスピーディーに変化する時代にあってイノベーションを支える「人」の重要性の高まりを前提として、日本企業の成長に欠かせない「グローバル人事」のあり方が描かれる
筆者によると、「グローバル人事」とて「人を育て、組織として機能させる」という人事の基本は変わらず、ゼロから新しいものを作り上げたり、海外企業の人事施策を盲目的に導入することではない。
むしろ旧来の日本の人事をベースとしながら、事業のグローバル化に伴う「人材の多様化」「人材の需給のグローバル化」「人材の流動化」に対応していくことが「グローバル人事」であると述べられる。
また、事業 -
Posted by ブクログ
【人事こそ最強の経営戦略】
先輩から人事のことを体系的に学べる本として勧めていただいた本。
グローバル人事に関して体系的に学べたので、
人事初心者やグローバル人事に興味がある人におすすめ。
人事はほんと経営者のパートナーだし、
より組織(会社)が良くなるためにも人が重要。
人に関するエキスパートになる必要性を感じ、
企業の発展のために欠かせないグローバル化に対する取り組みが記載されてました。
印象的な箇所は以下の通り。
経営者×人事の知見、経験を身につけていこう。
余談やけど、
人事は理論的には分かることが多いけど、
実際に取り組む際に障害が多いなと思う日々です。
1.
成果 -
Posted by ブクログ
人事こそ最強の経営戦略
2018/6/13 著:南 和気
事業のグローバル化を進めるための重要な差別化要素として価値を高めているのが「人」である。グローバル市場で企業の人材・組織を支える人事のグローバル化、すなわち「グローバル人事」がますます重要となっている。
人事のグローバル化に求められるのは、日本企業で行われてきた人事施策を「人材の多様化」「人材需給のグローバル化」「人材の流動化」という三つの変化に対応したものにいわば、バージョンアップしていく作業であり、なにか新しいことをゼロからスタートするといったことではない。「外国人だから」「海外子会社だから」という違いの前に同じ「人」を扱う仕事 -
Posted by ブクログ
第1章
変化すべき観点
①成行人事から計画人事へ
②主観人事から客観人事へ
③密室人事から透明人事へ
やること
①事業計画に合わせた需給把握・要員計画
・部門別
・どんな人材をいつまでに何人どのように育成すべきか?
②計画的に育成する
・必要な時期に供給する
・サクセションプラン
③組織開発、組織活性化
・価値観や理念の共有
・それぞれがリーダーとして能力発揮
第二章 人の価値観
◯人の価値=スキル✖️経験✖️モチベーション
・若手 モチベーションアップ、スキルアップ
・管理職または専門職 多様な経験→経営者へ
◯モチベーションアップ効果
金銭<自己実現<社会的 -
Posted by ブクログ
■(スキル)×(経験)×(モチベーション)=人材価値
■「属性」の人事から「個性」の人事へ
■問題を解決しようとする前に問題があることを周りと
共有する。
【理想的組織】
組織に対して与えられたミッション、活動の方針や理念、価値観がきちんと共有されつつ、それぞれの人達が自らリーダーシップを発揮してそれぞれの分野を受け持ち、自ら考えて意思決定を行い、責任を持って進めていく。
こんなこと、なかなかできないから理想的といえば理想的。責任は上長が取るべきだから、責任感を持って、だろうな。
【変化に対する受容原則】
(否定)→(怒り)→(分析)→(受容努力)→(コミットメント) -
Posted by ブクログ
ネタバレメモ
グローバル人事とは事業のグローバル化に伴う人材の多様化、人材需給のグローバル化、人材の流動化における人材の変化に対応をすること。
本の中では、グローバル人事の段階分けがあったが、筆者の言う通り日本企業の人事慣習が関係をしてインターナショナル人事などを目指すのは容易ではなさそう。ただ、日本人事が変えるべき計画人事、客観人事、透明人事の観点はまさにと思った。
評価制度について、人の価値はスキル×経験×モチベーションであるという話は興味深かった。新人はモチベ、中間管理はスキル、経営者は経験を重視。そのフェーズに合わせての育成やフォローが必要と納得した。
それらを①客観的に評価をし、②本 -
Posted by ブクログ
本書のメッセージは、次のようなものでした。
"人事のための人事をしてはいけない、経営戦略の実現のための手段として「人、組織」を成長させるのが人事である"
そのために企業の成熟度や戦略に応じて、いくつかの考え方が示されており、グローバルで活躍している企業の簡単なCaseStudyも示されている。
経営に近い人事担当の方に読んでほしい良書でした。
しかしながら、あとがきにもあるとおり「経営戦略」を掲げない日本企業CEOの元では、人事の礎が不明瞭になるので難しいと気づくはずです。
CEOを如何に見つけ、選び、育てるのか?が日本企業の根本的な競争力源泉の強化になる気がしました。 -
Posted by ブクログ
経営に合わせて人事戦略を組み立てようという普通の話であるが、まとまっている。
グローバルな経営をするのであれば、客観性、年功序列より適材適所、密室ではなくオープンな人事が重要となる。また、10年くらいの時間軸となるため、中期長期経営計画には必須となる。
経営に合わせてモデルは吟味すべきである。事業部モデルは組織の重複、人事の固定化が難であるが、人を内外で育てるのであれば行き来は容易である。マトリックスは理想的だが、レポーティングラインと責任が複雑になってしまう。中途採用はコストがかかるので、新卒でいく日本式はうまくやればコストを抑制し、優秀な人材を確保できる方法としてグローバルでも通用する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人事のglobal化が進む中で企業がどのように人事戦略を立てるべきかということをまとめていふ。
海外人事を含めた場合に考えられる仕組みは3つ
①central 人事→本社から海外支社へ人を派遣
②multinational人事→現地に経営を任せる
③international人事→現地マーケットを優先し、国をまたいで人をassignする
それらを設定していくには人事は現在地点から将来の自社事業の状況を整理し、どんな人事施策を打つべきかが求められていく。
日本企業の多くがもつ人事の仕組みをどのように変えるべきかや、人材力とは何なのかまでまとめられている。 -
Posted by ブクログ
Apple Microsoftの人事戦略の比較
事業戦略をスムーズに実現できるよう、最適な人事戦略をいち早く取り入れて実行することの重要性を示す一例として、AppleとMicrosoftの事例を取り上げましょう。
AppleはiOS 10というiPhoneの新しいOSを600人の開発者で2年間かけてつくりました。一方、Microsoft Windows Vistaという新しいOSを1万人の開発者で5年間かけてつくりました。
単純な比較はできませんが、この二つのOS開発を比べると、やはりAppleのほうが生産性が高いといえるのではないかと思います。
では、この違いはなぜ生まれたのでしょう -
Posted by ブクログ
ネタバレこの間に続いて人事ものです。
あれ、こないだの本にも書いてあったことが。。。
リーダー育成に必要なことを全部で10とすると、
仕事の経験…7
上司や顧客からの学び…2
研修や書籍での学び…1
なのに、日本の会社はすぐにリーダー研修をやりたがる。むむ。激しく同意。
どういう経験を積ませて経営層まで持って行くかが大事、と。
あと、印象に残ったのは。。。
日本で●人抜きで社長に昇格は海外ではあり得ない。経営の経験が無い人を抜擢するのはとんでもないリスクだから。ふむふむ、なるほど。納得です。
ちなみに、●人抜きとなるのは、
社長の下の役員がずーっと変わらずにみんな年取っていって、いざ社長が引退するとな -
Posted by ブクログ
GE
9ブロック 業績とバリューでの評価
セッションC 必要人材と今のギャップをどう埋めるかセッション
スタバ
意欲、能力、エンゲージで評価
ノーレイティング
ランク付けをやめる。ベルカーブによる相対評価ではAよりのBや、となりの部署ならAなど出てしまう。もっと細かく各自の仕事成果を記録として残して評価する仕組み。
どのような目標をどれくらい達成できてるか
どのような成果をあげているか
将来のキャリアに対してどんな考えか
7対2対1の法則
育成で7割は仕事のけいけん、2割は上司や顧客からの学び、1割は研修書籍での学習
研修は何かを教える場ではなく、何を学ばなければいけないか気づか