ザ・カセットテープ・ミュージックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今いちばん気に入っている音楽番組がBS12で放送中の『ザ・カセットテープ・ミュージック』です。周囲に観ている人は誰もいないし、存続していけるのだろうかと心配していたら、衛星放送協会オリジナル番組アワードでバラエティ番組部門の最優秀賞を受賞したのだそうで、なんと嬉しいこと。その番組を丸ごと書き起こしたのが本作です。
マキタスポーツとスージー鈴木、ともにアラフィフのふたりが、カセットテープに入れるとしたらという前提で80年代の曲を中心に3曲ずつ選びます。ほとんど邦楽だけど、ごくたまに洋楽が入ってくるのも面白い。
「肉じゃがに急にパクチー放り込んだみたいな感じ」とか「フレディ・マーキュリーがレオタードで歌っているみたいな感じ」とか、例えもめちゃめちゃ楽しく、今は小学校で歌われている曲についても、子どもがこの歌を聞いてわかるのかという話になり、「焼酎を喉が潰れるぐらい飲んでからじゃないとわからんだろう」に爆笑。
毎回ギター片手にコード進行の妙についても説明してくれます。コードの話はまったくわからない私なので、あくまで番組を観たあとにあの楽しさを思い出したくて読む本。番組未見の人がこれを読んで楽しめるかどうかはわかりませんが、時代的にハマる人ならまず一度観てください、そしてこの本を読んで思い出し笑いしてください。
音楽好きのオッサンの解放区という触れ込みですが、オバハンだって楽しい。 -
Posted by ブクログ
このところずっと日曜日の夜9時は、BS12と決まってました。マキタ・スポーツとスージー鈴木の日本ポップス(J-POP以前も含む)を巡る奔放でエッジが効いていて、しかもディープなおしゃべりが、さあ、明日から月曜日!という週末の最終コーナーのリラックスタイムでした。元アイドリングの女の子がおじさん二人のマニアックトークにチンプンカンプンな感じも、可愛いいのです。語る素材はまさに自分にとってもドはまりミュージックなのですが、ずっと聴いていなかった曲、すっかり忘れていた曲や、まったく知らない曲もあるので見た後はYouTube三昧のベッドタイムに突入でした。自分が視聴し始めたのは一昨年ぐらい。2017年放送開始当時のオンエアをみたいと思っていました。特にユーミンのコードとメロディを語った回に巡り会いたくて、結果的に本書にたどり着きました。本で読んでもわかるようにコード図解も掲載されているのですが、あー、やっぱり音で聴きたい。ユーミンコードに胸を締め付けられて来た世代ですが、ユーミンってコードから曲を作ったことはなく、先にメロディを作って、そこから自由にいろんな音を当てはめて、新しいコードを作っていった、という記載に、ユーミンの唯一性を感じました。コードの流れだけを聴いても、絵画的で、マキタ・スポーツの「私と正隆さんがやっているのは、そういう絵を見せること」みたいな真似も、本じゃ伝わらない!残念!もっと残念なのはこの本読み終わったら、この番組に一時休止のニュースが入って来たこと…おじさん、日曜の夜はどう過ごせばいいの?