権藤克彦のレビュー一覧

  • 例解UNIX/Linuxプログラミング教室 システムコールを使いこなすための12講

    Posted by ブクログ

    Linuxの本質を理解する上で、システムコールの習得は避けては通れないのであろう。本書を手に取った瞬間に感じたのは、上原隆平著『はじめてのアルゴリズム』にも通じる、あの硬派で難解そうな空気感だ。しかし、個人的には「分かりやすさ」を過度に強調した本よりも、こうした知的な重厚さを漂わせる一冊にこそ、強く惹かれるものがある。​安易な近道など存在せず、地道にコードを書き、実践を積み重ねる学習姿勢がよいのだろう。

    ​興味深かったのは、プログラミング言語に対する著者の視点、そして自分自身の再発見だ。例えばPHPは、初学者が「動かす」喜びを知るには最適だが、プログラミングの本質を深く掘り下げるという点では、どこか物足りなさを感じてしまう。一方でC言語は、実装の困難さはあるのだろうが、私としては魅力を感じる。また、スパゲッティコードの語源がgoto文の乱用にあるという事を本書を読んで知った。

    ​正直に言えば、現在の自分のレベルで本書のすべてを咀嚼し、その真の価値を語るにはまだ力不足を感じる。UNIXを直接扱う予定も今のところはないが、
    ​本書を読み解くことは、自分のコンピュータに対する理解力を試されたいるようにも思う。

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    2025年12月22日