植田文博のレビュー一覧

  • 経眼窩式

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    遠田香菜子は事故で左眼が義眼だ.無理矢理ひっばり出された飲み会で楡川隆也に会う.遠田は失踪した父を発見するが、見る影もなく落ちぶれて生活保護者としてアパートで暮らしている.そのアパートには同じような者が居て、毎日病院に通わされている.ライターの甲本悠子の地道な活動で、父たちが病院に搾取されていることをつかむ.遠田と楡川も調査に加わるが、おぞましい手術の実態が次第に判明してくる.杜若周一と彼の父幸一郎が中心になったブラックビジネスが真相だ.周一の動きと恋人だった清谷望美の証言で全てが明らかになる所が圧巻だ.

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    2014年11月18日
  • 経眼窩式

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    今やっと読み終わった。不気味さの中に恋愛の切なさを盛り込んでいて、読み終わった後は少しホットした。なかなか、一筋縄ではいかない推理でドキドキしながら読んだ。ロボトミーはカッコウの巣の上で知っていて、始めからロボトミーされたんだろうなと思っていたが、それをビジネスとして利用するなんて思いもつかなかった。 話はカッコウに戻るがデニーロの演技凄かった!
    けど、最後杜若さんが、何故事実を言わず死刑を望んでいるのかその心理が理解できない。父親の罪を自分が背負おうとしているのか?なんか、杜若さんが、可哀想すぎる。

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    2014年07月08日
  • ニケを殺す

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    古代彫刻「ニケ」をめぐるサスペンス。
    どんどん展開していくストーリーに夢中になって一気読みしたー。
    古代美術の知識は全くないけど楽しめた。

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    2024年05月29日
  • 経眼窩式

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    03月-12。3.5点。
    地味なOL、生き別れた父を偶然見つけるが、廃人のようになっており。。。

    結構面白かった。スピード感もあるし。テーマは少し懐かし目の感じだけど、ストーリーはしっかり。

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    2024年03月22日
  • ニケを殺す

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    なんて壮大で
    荒唐無稽な・・・
    実物が是非とも見たい
    彼はヒーロー・・・?
    それにしても・・・なお話でした
    面白かったけど

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    2024年01月30日
  • 99の羊と20000の殺人

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    副業で探偵を営む新本慶一と佐々木綴の元に、奇妙な依頼が持ち込まれる。寝たきりになってしまった息子の病名を突き止めてほしい。
    調べていくうちに行き着いたのは試し斬りの文化について調べる江戸研究会だった。そこには奇妙な風習が隠れており…。

    やる気のない探偵と、説教役の助手のコンビ。
    特に目新しさはないが、振り回されるようなぽんぽんと続く会話のやり取りが楽しい。
    色々キャラ付けが隠れており、続編がありそうな雰囲気。

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    2020年07月11日
  • 経眼窩式

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    ロボトミー手術と貧困ビジネスを掛け合わせた社会派サスペンス。
    コンプレックスを抱いているヒロインが、事件に巻き込まれながらも劣等感を克服していく描写や猟奇的なシーンの生々しさが素晴らしく、新人離れした文章力だと思いました。
    しかし、中盤の情報集めは同じような話の繰り返しで少々ダレ気味ですし、終盤の二転三転するミスディレクションも犯人が捕まってからの展開なので面白味が半減してしまった感があり、構成面で不満が残りました。

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    2014年07月09日
  • 経眼窩式

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    第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。
    タイトルからぴんとくる人もいるだろうが、私自身はロボトミー手術と聞いても「女優フランシス」くらいしか知らなかったので、プロローグの描写からのけぞる。
    腰が引けつつも、もう少し……と読み進めたら止まらなくなった。
    本編に入ってからも度々出てくる施術の描写はやはり苦手だけど、話の流れにどんどん読まされてしまった。

    貧困ビジネスと医療サスペンスの合わせ技。
    推理ものというよりも、サスペンスの色味が強い。
    未読の興を削ぐようなネタバレにはならないと思うが、気になる方は以下ご注意を。


    失踪した父を偶然見つけ、現在の住まいであるアパートを訪ねた遠田香

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    2014年07月01日