ハーラン・コーベンのレビュー一覧
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読んでいた本が途中で止まってしまったので、気分変えに読み始める。
ビジュアルな場面展開が現代的なサスペンス小説で、これがとても面白い。
主人公は元特殊部隊のパイロット
一見、肉体も精神も十分なパワーを装備した女性。だが、彼女が過去の戦場での出来事から何かPTSDを抱えている様子が、早くから描かれている。
公園で殺されたはずの夫の姿が、その後に設置された監視カメラに写っていた。
そのことから、たった一人で謎を追うことになる。
主人公が守らなければいけないのは、娘のリリーと姉の子たち。
大富豪である夫の実家との微妙な関係が妙にまとわりつく中、次第に明らかになっていく過去の事実。
姉の死、夫 -
Posted by ブクログ
たまたま「プエルトリコ477便」のあとに読んだのですが、
どちらも"強い女性"が主人公で、夫が富豪一族、そしてキーパーソンがクレア!
(一方は主人公、一方は主人公の姉)。
しかし内容は全く違い、こちらの主人公マヤは元特殊部隊パイロットという実戦型の強い女性。最後の数十ページまで結末が見えずどうなるんだろうと思っていたが、きれいに伏線が回収されていくのはベストセラー作家の力量ですね。
アメリカは戦争と縁の切れない国、そして銃社会。アメリカンミステリーには必ずと言っていいほど元軍人やPTSDの話、そして身近に銃を持っている人が登場するが、
この作品はそれが女性であるというと -
Posted by ブクログ
ある日忽然と姿を消した、いじめられっ子の女子高生ナオミ。冠番組も持つ豪腕弁護士のヘスターは、ナオミの同級生である孫のマシュウから、彼女の行方を捜してほしいと相談を受けた。何かを隠しているようなマシュウの態度を訝しみつつも、ヘスターは孫のために尽力を約束する。そんな彼女が協力を仰いだのは、幼い頃にたった独り森で育ったという過去を持つ、謎多き天才調査員ワイルド。しかし二人の捜索は予想外の過去をあぶり出し、やがて巨大な闇へと辿り着く――。
ついにヘスター弁護士が主役に。しかも、前作ランナウェイと同じ時間軸の物語。もう一人の主役、ワイルドが超人過ぎ。 -
Posted by ブクログ
幼少期に森で育った過去があるという謎めいた人物のワイルド。突然姿を消したナオミ。弁護士のへスターは孫のマシュウからナオミを探して欲しいと頼まれワイルドと共に調査を始める。タイトルからもう少し違う展開をイメージしていたけれどこの物語はどんどん広がりを見せて進むにつれて面白さを増していく。どの人物も魅力があり調査、事件の展開も予想がつかない方向へ行きその先に大きなものと対峙したりと飽きさせないものがある。著者の名前は知っていたけれど読むのは初めてで他の作品も読みたくなる面白さだった。ワイルドの造形や弁護士へスターの人柄など読みどころがたくさんある。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白いかどうか、と聞かれたらつならなくはない、ただなあ…という煮え切らない返事をしてしまいそう。
森で発見されたのに読み書きなど問題なくできる過去をもつ元・少年で今は40-42歳の男性、ワイルドと、70歳オーバーの女性弁護士が組んで、いじめられていた女子高生の失踪の謎を解こうとするが…
うーん、なんか設定が活きてない気が。森で発見されるまでの記憶がほとんどない、と来たらその過去が明らかになるとか、記憶が蘇るとか、その生い立ちが事件解決に絡むと思うよね?いやところがそっちにはほとんど関係がない。
70歳の弁護士も別に同じ年でも50代でもよかろうに、という風にしか思えなかった。というかその歳に -
Posted by ブクログ
本作を読んだ感想としてみんなどういう事を思うのだろう。
ミステリとしてもよく出来ているが、戦争ってやっぱりこんなにも人の心を破壊するのだなぁというのが最初の感想だ。
海外ミステリを読む意義とまで堅苦しくは言わないが、日本の作家では書けない話というのはあると思う。数ある中の一つは本作だ。主人公は女性兵士。イラクでの戦争体験もあるバリバリの経験者だ。本作は彼女だからこそ起きた悲劇でありミステリなので、戦争体験(しかも昭和10年代の民間人非戦闘員ではなく戦士として)のある女性などほぼ皆無な日本では描けない作品だ。
ミステリとしてもよく出来ているし、最後の落ちも綺麗に纏まっている。
でも私は、ミス