ハーラン・コーベンのレビュー一覧

  • 森から来た少年

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    「森から来た少年」
    タイトルからして「ジャングルブック」のような物語もおもいきや、“森”はあまり関係無かった。
    異能の持ち主による「探偵物語」といったところ。

    スピード感がありひねりも効いた展開で、あっという間に読んでしまった。

    ただ、最後まで主人公ワイルドのここまでの物語が先にあったような気分が無くならなかったのが、残念。

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    2025年03月09日
  • 捜索者の血

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    3歳の息子マシュウを殺した罪で5年前から終身刑に服するデイヴィッド。彼にとっては身に覚えのない罪だったが、喪失感と愛する者を守れなかった後悔から無実を訴えることなく刑に服していた。しかし元妻の妹が面会に現れ、1枚の写真を彼に見せる。そこには、成長したマシュウの姿が写っていた。デイヴィッドは真実を突き止めてマシュウを取り戻すため、脱獄を決意するが……。

    安定のサスペンス。追う側に今回はFBI捜査官ペア、そしてあの弁護士もちゃんと登場します。

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    2025年03月03日
  • THE MATCH

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    前作、「森から来た少年」よりすっきり終わり、面白かった。
    謎の多いワイルドの出自も判明。リアリティ番組の闇など社会の問題点もあり、読み応えもあり。

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    2024年09月23日
  • 偽りの銃弾

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    人には出来ることと出来ないことがある

    出来ないことを努力して出来るようになることは素晴らしいことだ
    そうやって人は成長していくのだ
    あるいはそれが生きるということなのかもしれない

    だがしかし
    どうしても出来ないことというのはある
    残念ながらある
    向き不向きというものがある
    努力では覆すことができない才能というものもある
    残念ながらある

    どうしても乗り越えられない壁に出会ったとき
    無理に超えようせず
    迂回して別の道を進むことも必要だ
    あるいは壁の向こう側に行くことをあきらめ
    引き返したっていい

    人生にはそういった壁が存在する

    例えばハーラン・コーベンをどうしてもハーラン・ベーコンと読ん

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    2024年09月15日
  • 偽りの銃弾

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     比較的最近コーベン・ファンとなったぼくとしては、まだ数作の読み残し過去作品が残っている状況にやきもき。シリーズ作品が中途で未訳となって以来、すっかりスタイルを変えたシリアス系ミステリの単発作品が続くコーベンだが、中にはお馴染みキャラクターを語り継いだセミ・シリーズ作品や、コーベンワールド地続きと言えるような単発作品も見受けることができる。しかし、本書はそんな単発作品の中でも他のシリーズ・キャラクターは一切登場しないというかなり一作完成度に拘った作者の拘りが感じられる。

     主人公が、単独でしかも女性、というだけでも珍しいかなと思えるし、全体構成がサスペンス重視というようになっていて、多層構造

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    2024年02月21日
  • THE MATCH

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    CL 2024.2.13-2024.2.15
    「森から来た少年」ワイルドの実の親探しと、リアリティ番組の虚実やネットの中傷。いろんな要素が絡み合って、一気に読める面白さだけど、一気に読まないとわからなくなってしまう複雑さもある。そこをラストに全部ひっくるめて回収する手腕はさすが。
    でも、次回がないようなまとまり方でちょっと残念。もっとワイルドを読みたい。

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    2024年02月16日
  • THE MATCH

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    一気にいけるが、人間関係が複雑で、前作の展開も忘れているし。これでケリがついたってことで、次作はないのかな。

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    2024年01月29日
  • 森から来た少年

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    ネタバレ

    クラスのいじめられっ娘ナオミが姿を消した。クラスメイトのマシュウは敏腕弁護士の祖母ヘスターに行方を捜してほしいと相談する、ヘスターは幼少の頃森で保護された経験を持つワイルドに協力を仰ぎナオミの捜索を開始する。

    いじめ、貧富の差、ネグレクト、児童虐待。日本にも転がっているクソのような社会問題を扱いつつ、物語はそれらの危険性を啓蒙するだけではなく、とんでもない方向に転がりだす。そうだったコーベンはこういうミステリーを書く作家だった。

    シリーズ物にするつもりなのか、ワイルドとその周囲の積み残し疑問は結構あるし、上記の社会問題もまぁまぁサラっとおいてきぼりしている感もあって、「人道上も物語の展開も

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    2023年12月17日
  • THE MATCH

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    幼い頃に独り森で育った過去を持つ天才調査員ワイルド。コスタリカでの新生活を終えてアメリカに帰国した彼は、DNA鑑定サイトを使い生みの親を捜していた。亡き親友の母・豪腕弁護士ヘスターの協力を得て、父親と思われる男を捜し出したものの、母親が誰なのか、なぜ自分が森に捨てられたのかはわからないままだった。そんななかで母方の血縁者と思しき男PBからの4か月前のメールに気づいたワイルドは、彼と連絡を取ろうとする。PBはリアリティ番組のスターだったが、あることが原因で大炎上し、行方がわからなくなっていた。PBの周辺調査を進めるワイルドだが、やがて思わぬ事件に巻き込まれてしまう…。

    「森から来た少年」の続編

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    2023年11月16日
  • WIN

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    ネタバレ

    G2023.4.6-2023.4.11
    いつの間にか邦訳がなくなってしまったマイロン•ボライターシリーズのスピンオフ。主人公ウィン。
    今になってウィンに会えただけでもう感謝なんだけど、ミステリとしても面白かった。
    この事件は結局ウィンの事件だったということ。複雑に絡み合ったいくつかの事件。全てはロックウッド一族に行き着く。白でも黒でもない、ウィンのグレーな決断がまた好きだ。

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    2023年04月11日
  • WIN

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    人間関係の設定とストーリー設定が非常に素晴らしい作品。貴族階級の主人公のパワーを生かしたやり取りは爽快。

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    2023年03月25日
  • 森から来た少年

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    大好きなハーランコーベン。しかも前作『RUN AWAY』のキャラが出てきて、ファンにはたまらない出だし。
    でも…なんだか消化不良な読後感。
    さらにここから物語を紡いでくれないかなー。

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    2023年01月04日
  • WIN

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    容姿端麗、頭脳明晰、抜群の戦闘力、加えて資産家の御曹司。大人気「マイロン・ボライター」シリーズの名キャラクター・冷血王子ウィンことウィンザー・ホーン・ロックウッド三世が40代となり、さらに魅力を増して帰ってきた!盗まれた名画と不可思議な殺人事件、迷宮入りした半世紀前の学生運動事件、幾重にも謎が重なった一族の過去。次から次へと立ち上がる謎に翻弄され、非情なのに憎めないウィンのキャラクターに惹き込まれ、気づくとページをめくる手が止まらない!アメリカが誇るエンターテイナーが贈る、極上のスピンオフにして最高のノンストップ・エンタメ小説!

    本家のシリーズは確か最初だけしか読んでいない。ハーラン・コーベ

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    2022年12月09日
  • 偽りの銃弾

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    読んでいた本が途中で止まってしまったので、気分変えに読み始める。
    ビジュアルな場面展開が現代的なサスペンス小説で、これがとても面白い。

    主人公は元特殊部隊のパイロット
    一見、肉体も精神も十分なパワーを装備した女性。だが、彼女が過去の戦場での出来事から何かPTSDを抱えている様子が、早くから描かれている。

    公園で殺されたはずの夫の姿が、その後に設置された監視カメラに写っていた。
    そのことから、たった一人で謎を追うことになる。

    主人公が守らなければいけないのは、娘のリリーと姉の子たち。
    大富豪である夫の実家との微妙な関係が妙にまとわりつく中、次第に明らかになっていく過去の事実。

    姉の死、夫

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    2022年10月21日
  • 森から来た少年

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    幼い頃に独り森で育った過去を持つワイルドが主人公。なので、彼の出自やら、大人になって社会との溝やら、そういった話も盛り込まれていると思いきや、あまり関係なく…その部分は残念だったけど、別の面白さが十分にあった。
    後に疑問も残らず、さっぱりとした読後。
    現実逃避できる読書として、最高でした。

    海外ミステリーは日本物と違いあっさりしてますね。

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    2022年09月23日
  • 偽りの銃弾

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    たまたま「プエルトリコ477便」のあとに読んだのですが、
    どちらも"強い女性"が主人公で、夫が富豪一族、そしてキーパーソンがクレア!
    (一方は主人公、一方は主人公の姉)。

    しかし内容は全く違い、こちらの主人公マヤは元特殊部隊パイロットという実戦型の強い女性。最後の数十ページまで結末が見えずどうなるんだろうと思っていたが、きれいに伏線が回収されていくのはベストセラー作家の力量ですね。

    アメリカは戦争と縁の切れない国、そして銃社会。アメリカンミステリーには必ずと言っていいほど元軍人やPTSDの話、そして身近に銃を持っている人が登場するが、
    この作品はそれが女性であるというと

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    2022年08月23日
  • 森から来た少年

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    久々におもしろい!!とはまった海外ミステリ。
    ネタバレになるから詳しく書けないのだが、たしかに先が読めないし、ほう!!きみが!!!ほう!!!そうなの!!!となります(わかりにくい


    この方の他の作品も気になるので即ポチしました!

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    2022年06月19日
  • 森から来た少年

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    CL 2022.5.17-2022.5.20
    ラストのラストまで読ませる趣向。さすがハーラン・コーベン。
    ワイルドも魅力的。コルター・ショウやパイクを思い出した。他の作家だけど。
    マシュウがいつの間にかお役御免になっていたのは少々気の毒だった。
    原作では続編が出ているらしい。是非とも邦訳を。

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    2022年05月20日
  • 森から来た少年

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    ある日忽然と姿を消した、いじめられっ子の女子高生ナオミ。冠番組も持つ豪腕弁護士のヘスターは、ナオミの同級生である孫のマシュウから、彼女の行方を捜してほしいと相談を受けた。何かを隠しているようなマシュウの態度を訝しみつつも、ヘスターは孫のために尽力を約束する。そんな彼女が協力を仰いだのは、幼い頃にたった独り森で育ったという過去を持つ、謎多き天才調査員ワイルド。しかし二人の捜索は予想外の過去をあぶり出し、やがて巨大な闇へと辿り着く――。

    ついにヘスター弁護士が主役に。しかも、前作ランナウェイと同じ時間軸の物語。もう一人の主役、ワイルドが超人過ぎ。

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    2022年03月15日
  • 森から来た少年

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    ラスト、なんで行き先がわかったのか。犯人はそのまま?疑問は多いが、読み応えまずまず。
    前作に登場と言われても、全く記憶が…

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    2022年03月09日