植木等のレビュー一覧

  • 夢を食いつづけた男 ──おやじ徹誠一代記

    Posted by ブクログ

    息子や家族からすると「支離滅裂」で迷惑だったろ思うが、平和と平等のために活動するという点では一貫した人物である。キリスト教の洗礼を受けた後で仏教に帰依し、労働運動や部落解放運動を行い、戦争には反対し、結果として何度も投獄され、戦後は弟子に貴金属工芸を教えるという波瀾万丈の人生。植木等と妹夫婦が親戚や関係者をたどって、一代記として再現している。親子というのは、意外に話をしていないもので、こうやって足跡を辿ってみることも大事と思った。

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    2025年01月03日