喜多川歌麿のレビュー一覧

  • 歌麿『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』

    Posted by ブクログ

    喜多川歌麿の狂歌絵本三部作を余すところなく詳細に紹介。
    共に書かれた狂歌についても絶妙に語訳を配置し、解説。
    ・まえがき 歌麿狂歌絵本の魅力 ・凡例
    『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』
    ・拡大ギャラリー
    ・翻刻 『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』
    ・解説 歌麿狂歌絵本の生まれた背景と三部作
    ・主要参考文献一覧
    ・編者あとがき

    蔦重のアイディアからの狂歌絵本三部作。
    喜多川歌麿が美人画で一世風靡する前の作品です。
    自然界の生物たちの繊細な描写と狂歌の味わいが絶妙で、
    歌麿の絵を再現する彫師と摺師の技巧も素晴らしい。
    ちなみに「虫撰」の跋文(あとがき)は鳥山石燕です。
    また、狂歌狂歌三大家を中心にした歌も、掛詞や見立てなど
    趣向を凝らした機知と笑いが盛り込まれています。
    酒井抱一(尻焼猿人)の歌も掲載。
    ボストン美術館所蔵本の『潮干のつと』には蔦唐丸の歌が
    掲載されているそうな。また、遊女瀬川は何代目なのかな?

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    2025年06月29日