ブルボン小林のレビュー一覧

  • マンガホニャララ

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    ネタバレ

    ブルボン小林氏の漫画コラム。

    相変わらずの「痒いと思ってなかったのに掻いてもらってはじめて痒かったと気づく」ようなプチ快感なコラムだなあ。

    特に浦沢直樹さんの漫画に対するモヤモヤする違和感「面白いんだけど、上手いと思うんだけど、なんだか納得できん」の正体が分かってスッキリした。

    マイナーな作品も多いが、独自の視点で読ませてくれて、興味を引かれたものも。
    一番気になったのは最近『うつヌケ』でヒットを飛ばした田中圭一さんの『神罰』。ブラック・ジャックが「エロゲーってのはな、こうやるんだ」とのたまいつつサファイヤやメルモを攻略するためにパソコンのマウスをカチッカチッと動かすシーンがあるらしい。

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    2018年04月10日
  • 増補版 ぐっとくる題名

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    ブルボン名義の本は初めて読むかも。
    ネタが主体の本かと思ったら、ちゃんと実用的な話でした。
    読んでみるとなるほどーと思うことがいっぱい。
    この「なるほど」と思わせるために、
    どんな視点を挙げていくか、例として出す本や映画や楽曲はどれにするか、
    そこの選択が難しいんだろうなあ。
    硬軟とりまぜた広い知識・見識がないと説得できない。

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    2017年08月01日
  • マンガホニャララ

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    おもしろかったよ。読みたくなったし。読み続けてるうちに置いてきぼり感もある。ひとりで先に行っちゃった(喋りながら)。対談がもっとおもしろかった。瀧が言ってた、小説はパーソナルなのに対してマンガは共有してなんぼって感覚、いいな。

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    2017年07月14日
  • 増補版 ぐっとくる題名

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    スター・ウォーズ・エピソード6の原題は当初revenge だったように記憶している。邦題はそれにならって「復讐」と付けらけたのだが、公開時にはreturnに変更されていたのではなかったか。そこだけ気になった。

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    2014年11月30日
  • 増補版 ぐっとくる題名

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    題名は私にはかなり重要なポイントで、特に小説や映画のタイトルというのは、それだけで購買力や観たいという欲求をプラスアルファする魔の手のようなものである。そこに目をつけた本書のタイトルに「ぐっと」きました。
    以前、「テレビくん、どうも」という番組で、作家の長部日出雄さんが「松本清張の小説はタイトルが巧い。物語の内容に私は負けないが、タイトルの付け方に歴然とした差がある」という発言をされたのを思い出した。

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    2014年11月24日
  • 増補版 ぐっとくる題名

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    文庫化して改めて買いました。
    「増補版」、と書いてあるのが魅力で。

    題名には正直、あまり関心がありませんでした。
    好きな作家の本なら、題名関係なく買ってしまうし。
    でも確かに、本屋に行ってフラフラと本を眺めてる時、ぐっとくる題名だとついつい手に取ってしまうかも。
    そこでまた、読書の幅が広がったりするから、題名ってやっぱり重要。

    個人的に「残りのマークだのパンサーだの」がツボでした。

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    2014年11月11日
  • 増補版 ぐっとくる題名

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    本来、内容を端的にあらわすことを目的としてつけられる、題名。その題名が、ときにその本来の目的を超えて自己主張してくることがある。著者はそういう「記憶に残る」「素敵な」題名を総称して「ぐっとくる題名」と呼び、その仕組みと効能を解明する。とりわけ、長い題名でヒットしたB'zと岡村靖幸の曲名を比較しつつ解明した章などおもしろかった。印象に残ることばと出会うとつねにノートしておくという小西康陽は、「名前があって中身がある」とどこかで語っていたけれど、作家である著者もきっとそういうタイプなのだろう。

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    2014年11月11日
  • マンガホニャララ ロワイヤル

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    ブルボン小林(長嶋有)によるマンガエッセイ集第2弾。往年の名作から最近の作品まで、取り上げられてる作品はたぶん150とか200とかはある。世の中にはこんなに漫画があって、そしていかに自分が読んでないかがよくわかってクラクラしてくる。

    よかったのはこのくだり。

    「ファンタジーを得たいのでもなく、漫画だけに生じるリアリティーを感じたいのだ」

    設定が現実の物理法則を無視していようと展開が論理的でなかろうとその漫画がリアリティーを帯びることはできるし、その逆もある。そこのところが、意外と理解されてないのではないかな、と思う。だから、表面的に現実的な作品がリアルとされ、SFやファンタジー的な作品は

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    2014年08月20日
  • マンガホニャララ

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    マンガ愛が溢れるコラム。その指摘は、愛するが故に厳しく本質を突いている。巻末対談で、ピエール瀧氏が「外堀を内側から攻めるような」と評したとおり。
    また、文庫版ふろくの『スネ夫の自慢148連発総まくり!』がうれしい。アイドル伊藤つばさ自慢の多さが意外な発見。

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    2013年12月07日
  • マンガホニャララ ロワイヤル

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    週刊文春で連載されたマンガコラム。ひとつずつどういう作品かを紹介して善し悪しを語るということではなく、世界観やテクニックまで話が及んでいるので結構読み応えもあり面白い。単純に読んだ事のないマンガがいっぱいあったので色々読んでみたくなった。

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    2013年07月22日
  • マンガホニャララ ロワイヤル

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    なかなかマニアックな選出なので読みたいと思っても出会うことが難解。

    お宝探しの感覚で、ページをめくるたびテキストメモに入力する頻度が上がりました。

    ブルボンさんは、その漫画のななめ45度あたりを切り込むので評がおもしろい。
    たとえば往年の名作「キャンディキャンディ」について。

    『主人公のキャンディに「君は笑顔が似合うよ」と言った男性はみんな死ぬ、というジンクスがあるのは本当か。』

    そういわれると穿った見方で本作を読んでみたくなるじゃないか。


    また、現在の少女漫画について
    「シンデレラは王子様といつまでも幸せに暮らしましたとさ」の「暮らしました」の内実まで教えてくれる、と評しており

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    2013年06月20日
  • マンガホニャララ

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    『モジャ公』読みたい。

    言わずと知れているかどうかは分からないけど、藤子・F・不二雄の作品で、宇宙を冒険する物語。

    この本を読むと、まずとにかく、『モジャ公』を読みたくなる。

    そもそも、そのビジュアルは何となく分かる気がするのに、はっきりと自信を持って、読んだ!という記憶がなく、なんとも曖昧なのである。

    ところがブルボン小林さんの中ではかなりウェイトが大きいらしく、再三にわたり『モジャ公』を推してくるのだが、いかんせん記憶が曖昧すぎて、「とりあえず読まねば……!」という気になるのである。

    古今東西(といっても、基本的には日本のコミックのみだが)のマンガを網羅し、さまざまな視点観点から

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    2013年05月05日
  • マンガホニャララ

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    ≪目次≫
    第1章  「面白い」だけでは愛されない
    第2章  「キャラ」と「個性」は違います
    第3章  彼氏に進めるマンガ
    第4章  「たかがマンガ」といわせてほしい
    文庫付録~マンガはみんなで楽しむメディア

    ≪内容≫
    2000年代のマンガ評論。主流をはずして、例えば片山やすゆきの『打姫オバカミーコ』を薦めたり、自分には合わないところもあったが、第4章あたりははまる部分だった。最近離れ気味のマンガを手に取ろうかと思った。

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    2013年04月26日
  • ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ

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    ゲーム好きだけどうまいわけじゃない。そんなヌルゲーマーさが共感。
    でも作家ならではの鋭い視点がなるほどな感じで。

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    2010年03月19日
  • ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ

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    知らないゲームばっか!
    だから著者がゲームしたりうんちくを語ったりする横で、フンフン、とかはいはい、とか言っている気分で読んだ。
    面白かったけど、ときおりこじつけや暴論も見られる。
    コバヤシ<ファミコンのゲームソフトのカートリッジは、子供の大便の一回量とほぼ同じぐらいの体積だったんだよ!!
    ΩΩΩ<え……

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    2009年11月26日
  • ブルボン小林の末端通信~Web生活を楽にする66+2のヒント【電子増補版】~

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    長島有のコラムニスト時の筆名ブルボン小林による、ちょっと考えてるようなダラダラした感じのコラム。けっこうじんわり面白い。ためには……なるかな。

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    2009年10月04日