里見元一郎のレビュー一覧

  • ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

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    ネタバレ

    遊びから文化が生まれるならば、今の時代からは文化は生まれないな、と。
    面白い視点でした。読みにくかった。

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    2025年01月13日
  • ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

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    すべての文化は遊びからはじまっているのではないか。
    ホイジンガの問いと解釈は非常におもしろい。

    日々の生活に照らしあわせると、会話や仕事、ファッションや散歩。乱雑に思い浮かべるだけでも遊びの要素はたくさんある。

    すべて、と言い切ってしまっていいものか。
    感覚的には、すべてのことに遊びが、と言いたいが、それは危険だろう。
    しかし、ものごとに遊びの要素を見出すのは大切だと思う。

    発展させれば、物事に遊びの要素を付け加えるということも、またいいのではないか。

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    2020年09月30日
  • ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

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    ヨハン・ホイジンガ(1872~1945年)は、オランダのフローニンゲンに生まれ、ライデン大学の歴史学教授として、広く西欧にその名を知られた文化史家である。1938年に発表された本作品のほか、『中世の秋』(1919年)などの著作を残している。
    ホイジンガは、「遊びは真面目な機能を果たしていて、人間文化の本質的基盤と密接にかかわりあっている」として、人類は「ホモ・サピエンス(知恵ある人)」ならぬ「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)」であるといい、本書の題名を付けたのである。そして、本書の中で、いったいどの程度まで文化は遊びの現象で説明されうるか、遊びと文化の関係はどのくらい密接かを明らかにしようとしている

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    2019年11月23日
  • ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み

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    「遊び」の精神性。動物は遊ぶことができるという意味で超論理的であり機械仕掛け以上の存在たり得る。遊びとは何なのかに向き合った本。儀式、信仰、戦い、演奏、愛との関係。その起源と語源。各種言語における遊び。日本語においても〜遊ばせなどの表現があるが、そういった細かいところの文化的・思想的背景まで触れられている。真面目との対立性。歴史的に「遊び」として捉えられる人々の行いを多く挙げ、その精神性に迫っている。大抵、人の命を賭けたりするものも含まれていて遊びの概念の広さを感じる。哲学すら遊びの概念から生まれたと見ることもできる。18世紀以降の遊びの地位向上、19世紀以降のスポーツの発展。そして現代におけ

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    2025年05月26日