桑田ミサオのレビュー一覧
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1年に5万個もの笹餅をつくるミサオおばあちゃん。
75歳での起業ととにかくバイタリティ溢れていて、頭が下がる思いと同時に勇気をもらえる。愛される人というのは常に誰かのために動いているのですね。
p102
・"十本の指は、黄金の山"
ーミサオさんのお母様の言葉
この指さえ動かしていれば、お金に不自由することはもない。だから何でも作れるものは、覚えておきなさい。
p 110
・御仏というものは、自分自身にあるのではないでしょうか。いくら信仰しても、不平不満を抱えているような心では、救われないんじゃないかと思うのです。どこのお寺、どこの神仏ということではなくて、大切 -
Posted by ブクログ
ミサオさん、かっこいい。人生の師匠と呼ばせて頂きたい。
プロフェッショナルを見てミサオさんを知りました。
この本が出たのは2年前、今は93歳なんですよね。
TVで拝見する限りでも自転車は乗りこなすに、笹餅作り、笹を一人で取りに行く事から何から何までお一人でされてる姿、やっぱり働いてる人は健康なんだなって思いました。
本当にミサオさんが作る笹餅美味しそう!
遠いから食べれないのは残念ですが、絶対美味しい。
これは直接青森まで行って買ってくださいって感じ。
愛情満載で手間暇かかってるから発送してくれなんてお願いできません。
テレビで見てても表情もお若いし、話し方も優しさが溢れていて、いつまでも -
Posted by ブクログ
人として生まれてきて「人生とは?」と問いかけられたら、たぶんミサオおばあちゃんの生き方は答えのひとつだと思う
60歳から本格的に笹餅作りをはじめ75歳で起業、笹採りから製造、時には販売まですべてひとりで行い、年間5万個もの笹餅を作り続けるミサオおばあちゃん
90歳を過ぎたいまでも母の教えを守り、“自分が食べるもの、自分が着るもの、自分が使う道具は、できるだけ自分で作る”
自然と共に暮らし、生きていくためには自分の仕事をつくる…ミサオおばあちゃんだけでなく、この時代の人たちはみんなやってきたこと
すこしでも見習いたい
金木町に笹餅買いに行かなくっちゃ -
Posted by ブクログ
青森で60代になってから笹餅づくりを始め、その味が評判を呼び、90代になっても現役で作り続けているおばあちゃん。
固くならないように、餅の食感が滑らかになるようにと、それはそれは試行錯誤を繰り返し、誰もが食べたくなるような仕上がりになっていったようです。
そのために、本当にすごく手間がかかっています。現代、色々なものが機械化され、オートメーションで作ることが主流になっていますが、それでは実現不可能.だからこれほど人気が出る味が出せるのだな、と思います。
聞き語り形式の本ですが、その中で方言なども交え、人柄もにじみ出ているように感じました。90代になっても、数カ月かけ、柔らかく形の良い笹を求めて -
Posted by ブクログ
2020年6月2日、NHKテレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀」に笹餅を作る職人として登場。小豆の栽培や笹の葉とりに始まって、すべてをひとりで。それを30年。放映時は93歳。笑顔がなんともよかった(困った時も!)。
本書はその5年後、2025年刊。現在のミサオさんへのインタビュー(というかモノローグ)と写真。笹餅作りの現役は引退したが、お元気そう。よかった。
ただ、ミサオさんは標準語でしゃべっている。まるで東京山の手のハイソなご婦人のよう。齢を重ねた、とつとつとした、五所川原訛りの津軽弁、そのトランスクリプションであってほしかったな。 -
Posted by ブクログ
75歳で起業し、笹餅の製造販売で有名となり、たくさんの表彰も受けられた著者の、98歳の心境などを綴れ語られています。インタビューに答えるかたちで作られていますが、ところどころにインタビュアーに対する気遣いが感じられるところも、著者の素朴な人柄にほっこりさせられるものがありました。笹餅の作り方を、レシピだけでなく、手のかけ方についても語られており、売れた理由がそこから読み取れます。笹餅以外にも、漬物であったり、そうめんであったりといった、日常の食事の作り方も披露されていて、食べるということを大切なことであるという視点を思い出させていただきました。おばあちゃんの知恵がたくさん詰まったものとなってい