天野文雄のレビュー一覧

  • 能楽手帖

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    はじめに、と、おわりに、と、間は、翁と吉野天女を

    能をみて、素晴らしい舞だとか思うけど、これをどう受け止めれば良いのかがなかなかわからん、と、思ってたら、まさにそういう評価があったようで、おわりに、にあるが、坪内逍遥などが明治にも言っていた「綴れ錦」という表現は、なるほど、と、納得。
    良い錦のキレのツギハギということで、材料はよいが、全体の構成を欠くということらしい。
    こう言ってもらえると、正直、安心するところもある。
    そうそう、そういう印象と。
    ただし、世阿弥が「花鏡」にて、目利きばかりで能を知らず、能を知ってても目利きがない、そういうやつばかりが多いが、その両方があるのがよい、ということ

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    2020年01月14日