ダニエル・レヴィンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【伏魔殿でお茶を】世界各地の大物たちとビジネスをしてきた著者が,その「どうしようもない」内実を描いたノンフィクション。権力欲を始めとしたあらゆる情念が渦巻く中で,思わず真偽を疑いたくなるホントの話が次々と飛び出してきます。著者は,コンサルタントとして金融教育等に関する多くの助言を授けてきたダニエル・レヴィン。訳者は,翻訳家として活躍する松田和也。原題は,『Nothing but a Circus: Misadventures among the Powerful』。
著者の失敗話で幕を開けるのですが,本書の白眉は中盤のロシア部分。政治とビジネスが絡み合いながら取り返しのつかない事態が展開して