ピーター・ラビンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なぜなぜ分析という手法はかなり一般的ですが、物事の本質に迫る「なぜ」を考えることは難しいものです。
物事の因果関係の読み違いやデータ解釈のミスなど、失敗例について整理してくれている本はありますが、「なぜなぜ分析」という手法自体を体系的に整理し、具体的な手法まで落とし込んでくれる本はあまり無かったと思う。
何か起きた際に、それは「なぜなのか?」
最初に思いついた「なぜ?」が当てずっぽうでやっていては精度が低い。その精度いかにあげていのか?
さらに、複数考えられる原因をどのように整理して、いかに真因に迫っていくのか?考えるられる「なぜ」の種類の分類はとても参考になる。
難しくて理解するのが大 -
Posted by ブクログ
二読、三読の価値がある本ではないだろうか。
因果関係をどう解明し、説明するか。
現在ではそれぞれの学問の流儀により、違うアプローチを取っている、のだろう。
因果性には複数の意味があり、状況や文化によりその意味も変わってしまう。
因果関係がそのようなものであるということを踏まえ、本書はいくつかある方法論を精査し、「三面モデル」という多元モデルにまとめ上げた。
その三面とは、概念モデル、分析レベル、論法モデルだ。
その問いに応じどのモデル、どの手法を使うか、判断していくというのだ。
現在は実証科学でないのに仮説検証型モデルで語ることを求められがちだ。
政治やビジネスで「エビデンスに基づいた議論