大友剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
黙読用ではなく完全に読み聞かせ用。しかも好き嫌いが大きく分かれる部類の絵本で、斬新ではあるが面白味を感じるか否かは、読み手の技量だけでなく聞き手の性格にも左右されると思われる。
少なくとも姪(四歳児)には合わなかったようで、最初こそ「へんなのー」と笑っていたが、頁が進むたびに「またあ?」「なんで『おばか』っていうの? そういうこといっちゃだめなんだよ!」「『よませないで』ってなんで? そしたらどうして『ほん』にしたの?」と駄目出しの嵐。恐らく読み手や本そのものを下げるような言い回し(そもそものコンセプトがそうだから仕方がない)が、幼子ならではの真っ直ぐな正義感から受け入れ難かった模様。残念