佐野勝彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エロくもなく、どの制服のどんなところがかわいいと品評するでもなく、「ほんものの制服やさん」が、題名のとおり路上観察してわかったことを語っためずらしい本です。
制服ひとつで人気になって偏差値が上がるマジックも、
有名デザイナーを起用して話題を集める、なんてことも、
どちらも期待できなくなりました。
長い間の制服をめぐる争いや騒動をへて、結局、主役は制服の着こなしを自分たちで探し、見つけつづける女子高生であることがよくわかります。
よく事情を知らない校長が、自分の取り巻きとだけ制服プロジェクトを進めて失敗する話しは、2018年に実際に見かけたニュースそのものです。
また、ファストファッショ -
Posted by ブクログ
ネタバレ中高時代の6年間を男子校で過ごした自分にとっては
女子高生の制服というのはとても眩しく永遠に手の届かないもの
という神格化されたイメージがあります。
まぁそんなこと言いつつただの制服好きなのですが
制服好きには堪らないタイトルでついつい手にとってしまいました。
当然タイトル通りのいたって真面目な時代ごとの制服の着こなしや
若者の考え方などを制服を通じて分析していくという非常にためになる話でした。
正直ファッションについて筆者ほど熱心に考えたことが無かったので
そういった点では非常に勉強になったかなと思います。
ユニクロが制服業界に進出してあっという間に撤退したというような
エピソードも面 -
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 彼女たちはなぜ「膝小僧」にこだわるのか
第2章 首筋の汗は健康エロス、シャツの汗染みは×
第3章 制服は3年間限定ファッション
第4章 彼女たちの主張を無視したら負け
第5章 面白すぎる制服ビジネス
<内容>
トンボ学生服のファッション系シンクタンクの人。果敢に女子高生や先生、地域の人にまでインタビューを敢行して、日本の制服のなぜを解いていく。
と言っても著者はヘンタイではないので、きちんとした院丹ビューと分析が読める。そして、「制服着こなし講座」を長く続け、特に女子高生の嗜好を読み取って、今日も学生服の主流を歩いていく。