小国士朗のレビュー一覧
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インパクトが残るタイトル名であると共に、果たしてこれでやっていけるのか心配するほどの初期のイメージでしたが、読んでみて「なるほど、そういうことなのか」と思いました。題意として背景となるのは、ご本人には自覚がなくとも周りの人から見ると症状がよくわかる特有の疾患なのですが、これにはうまく付き合っていくこ...続きを読む
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認知症の人たちが配膳をするレストラン。
だから「注文をまちがえる料理店」。
正確には、注文をまちがえるかもしれない料理店だろう。(必ずまちがえるわけではないから)
私はとても素敵なアイデアだと思った。
もちろん認知症の程度によるけれど、認知症があっても周りのサポートがあれば働くことは可能だし、働くこ...続きを読むPosted by ブクログ -
人に伝えることと、コンテンツの対象にどこまでも向き合うことなどなどをみっちりやられた方にしか見えない景色の一部や、そういった姿勢を貫く著者の思考プロセスや心情を覗くことができた。
響いたポイントもちらほらある。私も、社会課題をもっと楽しく捉えて、みんなで楽しく暮らせればいいのにと思っていたことがあ...続きを読むPosted by ブクログ -
オンラインのセミナーで話を聞き、面白いと思った。セミナーの最後に、5名に書籍をプレゼントとあったので、当たらないと思って応募したら、送られてきた。認知症などの課題を真面目に表現すると見てくれないけど、笑えることをすると、見てくれて、拡散されると。素人の感覚を忘れるななど、企画を作る上で、参考になるこ...続きを読むPosted by ブクログ
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「熱狂する素人」マインドを持ち続けたい、そう思えました。
購入のきっかけは、店頭に並んでいて、思わず、惹かれて。
大胆さと繊細さのバランスで「笑える」状況を作り出しているように読めたが、語り口調が軽快なため、「繊細さ」を見逃してしまいそうになりました。
書籍内にも書かれていますが、やったらアウ...続きを読むPosted by ブクログ -
間違いが前提のお店なら
間違いで人が笑顔になる
過去の栄光は生き続ける
記載されたエピソードには
認知症がかなり進行した方が多く、
昨日、お店で働いたことすら思い出せないほど。
それでも働くという社会活動を通じて
過去の栄光がどんどん滲み出てくる。
みんなそれぞれが昔、
何かを頑...続きを読むPosted by ブクログ -
長いこと放置していた少し前のビッグ・イシューで紹介されていた。なぜかすごく気になって、読んでみた。
「注文をまちがえる料理店」とは、「認知症の方がホールスタッフをするレストラン」。
間違えちゃうかもしれない、でも同じ人間同士、その人らしい姿で、社会の一員として、役割を果たし合いながら共にある感じ。...続きを読むPosted by ブクログ -
人として尊重され、生き生きとした人生を最後まで送ることができれば最高の人生だよね
相手が認知症と分かっていてもどうしてもイライラしてしまい、なかなか大らかになれない私
相手のペースに合わせて歩くことがとても大切だよねPosted by ブクログ -
テレビで紹介されているレストランの書籍化。料理店に参加することになった認知症の家族の人、お客さんの話が中心。
単に認知症でまちがえるというだけではなく、間違いを許容する寛容さの空間づくりという点が新しいことが分かる。
今の時代は少しでも間違えるとクレームとなる不寛容さが当たり前になってきて、それ...続きを読むPosted by ブクログ -
あ、間違った。
タイトルの印象から思わず『宮沢賢治』関連の本かと思って借りたが、賢治は一切出て来ず。(笑
内容は
認知症の人に働く場を与えたくて開いたレストランでのエピソード集。「だから、注文間違えちゃうこともあるけど大目にみてね♪」がタイトルの由来。
以前『世界の果てまでイッテQ』の番組内で...続きを読むPosted by ブクログ -
認知症の方がホールを担当し、「間違えても許してね」というコンセプトで期間限定で開店した飲食店の物語。
祖母が認知症ですし、身内に認知症を患っていた方が何人もいます。
身近に接していれば、笑ってすませられないこともありますし、朗らかに接する事ができなかったりもします。
でもこの本を読んで、「良いな」...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすいし、なんかほっこりする
ただ、実際介護をされている家族や介護士さんにとってはやっぱり大変なことで・・・
一部分だけのほっこり感なんだろう
介護してる母は「もう一度子育てしてるみたいなものよw面白いw」とは言ってるけど、体力的にも大変だろう・・・Posted by ブクログ -
NHKディレクターが個人のプロジェクトとして実施した、認知症の人が働くレストランのお話。
みんな一生懸命働いているけど、オーダーを忘れて間違えてしまうことがある。メニューを3つにして、値段をすべて1000円にすることで、お客さんの許容しやすさを助ける。一流のプロがかかわって、料理はおいしいものを提供...続きを読むPosted by ブクログ -
Cybozu daysの登壇者が書かれていた本なので読みたくなりました。
認知症になっても、働くコトを望む方を、おおらかに包み込む様な食堂。行ってみたくなりました。Posted by ブクログ -
収入を得ることが目的の常設のお店ではない。
以下、本文より
和田さんは「認知症になっても、最後まで自分らしく生きていく姿を支える」ことを信条にした介護を、30年あまりにわたって実践してきたパイオニアの一人。
間違えることを受け入れて、間違えることを一緒に楽しむ。そんな新しい価値観をこの料理店から...続きを読むPosted by ブクログ -
餅は餅やというけれど、この料理店もテレビ番組のディレクターというエンタメのプロの方が仕掛け人となって、さまざまな分野のプロが「非利益」で情熱をかけたプロジェクトであり、そうゆう努力と葛藤の末の一歩は、世界をひとつ変えるんだなっと思った。ひとつの分野に置けるプロ・職人気質の日本という国が、平成の最後頃...続きを読むPosted by ブクログ