ローネ タイルスのレビュー一覧

  • 北海に消えた少女

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    デンマークの作家ローネ・タイルスの長篇ミステリ作品『北海に消えた少女(原題:Pigerne Fra Englandsbaden)』を読みました。
    ここのところ北欧ミステリが続いています。

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    失踪は、事件の始まりにすぎなかった。
    1枚の写真から30年前の未解決事件が再び動き出す! デンマークのベストセラー・クライムノヴェル

    イギリスに向かう船から、2人のデンマーク人少女が消えた。
    その生死は不明、事件は迷宮入りとなった。
    30年後、ジャーナリストのノラは、少女たちが消える直前に撮られた写真を偶然手に入れる。
    警察も知らなかったその写真から、未解決

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    2024年08月17日
  • 北海に消えた少女

    Posted by ブクログ

    イギリスに向かう船から、2人のデンマーク人少女が消えた。その生死は不明、事件は迷宮入りとなった。30年後、ジャーナリストのノラは、少女たちが消える直前に撮られた写真を偶然手に入れる。警察も知らなかったその写真から、未解決事件が再び動き出す。ノラが少女の過去を掘りおこすと、きな臭い話ばかり。そして失踪の裏に、残虐な犯罪の数々があることに気づくが―。デンマークのベストセラー・クライムノヴェル!

    翻訳のせいなのか、ところどころ読みにくい文章があった。ノラの特技はもう少しさりげなく出した方がよかったかも。

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    2018年08月06日
  • 北海に消えた少女

    Posted by ブクログ

    一応、北欧ミステリーになるのだろうか。
    ヒロインの出身と所属する出版社がデンマークではあるが、舞台はほぼイギリス。良くも悪くも他の北欧ミステリーとは色合いが違う作品だった。
    珍しくヒロインは若く、よくある家庭崩壊やその寸前の危機状況にもない(両親はすでに崩壊しているが)。北欧的な暴力性の強い事件が背後にあるものの、展開はアメリカの猟奇事件のようで、社会性の強い事件推しの北欧ミステリーに比べてだいぶエンターテイメント性が強い。厚みの割に中弛みはしなかったけれど、このテーマだけで随分引っ張られたと感じる。取り敢えずヒロインの恋愛話が邪魔で、そのエピソードを削ったらかなり短く纏まりそう。中高生的な要

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    2018年05月03日