高柳克弘のレビュー一覧

  • そらのことばが降ってくる
    今読んで本当によかったと思った1冊でした。
    中学生ならではのいざこざがある生活を俳句を通して繋がる。自分のクラスと重ね合わせてしまい、最後はうるっときてしまいました。最後本を閉じた時に自然と『 うわぁ』と声が出てしまいました。最初から伏線があったのかと非常に感激しました!
  • そらのことばが降ってくる
    たまに授業で俳句を作るけど、ヒマワリ句会の方が楽しそうで、参加してみたい。
    学校で作るときは、大きい画用紙に書かなくてはいけないから、ペンで字を書くこととか、絵を描くこととかに時間をかけるようになっている。どちらかと言えば俳句は適当な感じ。だから、感動とかはあんまりない。
    でも、ヒマワリ句会の俳句は...続きを読む
  • NHK俳句 作句力をアップ 名句徹底鑑賞ドリル
    本当に名句を集めてある。自分勝手なイメージを抱いて鑑賞していたが、この本で綿密な解釈を知ることができた。なるほどと膝を打つこと頻り。設問形式で、その解答という形で解説が進んでいくのが面白い。俳句が第二芸術じゃなんかではないことを如実に教えてくれる。
  • そらのことばが降ってくる
    ラストの俳句に泣けた。詠み手によって込められた想いがあり、自分の思いをストレートに表現するも良し、自分、もしくは特定の人にだけ伝わる句もあり、俳句の奥深さがわかります。俳句を勉強する手始めにも良い本です。
  • そらのことばが降ってくる
    日本語の美しさに気づいたり、俳句を始めたいと思える本。
    俳人が書いた本で、物語形式で俳句を楽しむことが出来る。
    クラスメートにいじめられていて保健室登校していた中学生の主人公が、俳句に夢中になっていく話。
    1度見たらこういう風に読み取れるけど、他にも込められた思いを知ったり。
    小雨という季語は、素敵...続きを読む
  • そらのことばが降ってくる
    いじめにあい、保健室登校しているソラは、同じく保健室登校しているハセオに勧められ、俳句を作りはじめる。
    俳句を作るうちソラの心は次第に癒され、自分の内面と向き合えるようになっていく。
    俳句の魅力が伝わる秀作。
  • そらのことばが降ってくる
    俳句の見方が変わった。句会ってこういう風にやるんだ〜とか、謎句とか挨拶句とかいろいろあるんだ、とわかった。
    登場人物たちは言葉により傷ついた経験があるが、俳句を作りながら解放されていく様が描かれていて、いじめの問題が出てくる割には明るい物語なのが良い。
    ソラとハセオのメールのやりとりにより、ソラの句...続きを読む
  • そらのことばが降ってくる
    返却期限ギリギリ、読んで良かった!
    保健室登校の中学生が、俳句によって、成長していく・・・
    ベタな話なのだけれど、俳句が効いている。
    著者が俳人であることも大きい。

    読み終わって、タイトルといい、装丁といい、
    なんて心配られた一冊かと感激。
  • そらのことばが降ってくる
     俳句と出会うのは、授業だけで終わりとなる人が多数かもしれない。
    しかし、″俳句の家″がすぐそばにあると気がつくと、少し生きやすくなるよ、と教えてくれる物語であり、ティーンズ向けとはいえ、大人の俳句入門にもよいなと思った。
     最後に本のタイトルの意味がわかる句は、爽やかな挨拶となり、心に温かさを残し...続きを読む
  • そらのことばが降ってくる
    児童書だが、大人でも充分楽しめる本
    こほろぎの句、メンバーで添削するとぐっと良くなるシーン、なるほど!!と唸った。作者の高柳克弘先生は、俳人だそうだ。 中学生の感性で詠んだみずみずしい俳句が素敵だった。
  • そらのことばが降ってくる
    俳句に興味があり読んでみました。よくできた俳句普及目的の小冊子に載っていそうな話で、深みや面白みはあまり感じませんでした。
  • そらのことばが降ってくる
    俳句に馴染みのない人にも読みやすく、俳句を知る良いきっかけになる一冊です。
    児童書ですが、作中に出てくる句と、その評価についての記述は、さすがに著者が俳人なだけあり、大人も勉強になりました。
  • そらのことばが降ってくる
    言葉ってなー。と考えた。俳句を通してつながる生徒たちの話。
    加害者が、被害者に手を差し伸べられるところに違和感がある。