グレゴリ青山のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きなグレゴリ青山さんが描く京都国立博物館の深掘り話。京博の依頼で描かれたものなので、あらゆる場所に案内してもらい、その道の専門家にレクチャーされている。
京博の敷地は、あの徳川家康にいちゃもんをつけられた鐘銘事件で有名な方広寺の跡。方広寺は縮小されて、梵鐘も現在も残っているそうだ。
我々一般人は展示室で展示品を鑑賞して回るだけなのだが、その裏であまたの人々が真摯に職務を全うされているのがわかった。
文化財の修復は、敷地内の「文化財保存修理所」というところで行われているのだが、中にはいくつもの民間の修復業者が入っており、専門分野の修復をされているそうだ。
それが、気の遠くなるような(グ -
Posted by ブクログ
京都国立博物館のWEBに連載されていた漫画エッセイをまとめた本。
京都国立博物館では、通常みることのできない裏方の仕事にスポットをあてたもので、我々が見ている博物館の展示や展示品が、どれだけの多くの人達の力で成り立っているのががわかる。
文化財が今に伝わっているのは、これまでの先人たちの努力があってこそ、そして我々もまた未来に人達のために伝えていくべきものは、伝えていかないといけない。それは文化財、芸術品とともにそういった技術もしかりである。最近、どうも文化財や芸術品を現代の我々だけの消費で終わりそうな感じで今だけお金を儲けれればいいや的な感じがするのがすごく危険な気がする。
なんか嫌 -
Posted by ブクログ
コロナ禍が一段落したら必ず京都に行くぞ!でもこのままだと2泊してしまいそうだな、と思わせる一冊。漫画版京都案内。文庫で携帯に便利なのはいいが、その分字が小さいので、目が悪い人には注意。文庫化したときに、情報は今年の最新に切り替えている。
私もいい加減、いつも京都を深掘り(マニアックに散歩)しているつもりだったけど、見方を変えるだけでまるきりかすっていなかったことに改めて気がつく。そういえば、マニアックな食べ物や伝統工芸にはあまり興味がなかった。
とりあえず、
・今度行った時に道でひと息ついたならば、この本を広げて近くのお勧め品を買う。
・京都二条城のかざり金具は、確かめてみる。
・機会があ