美樹ヌメ夫のレビュー一覧

妻は元ヒーロー(3)

美樹ヌメ夫

[ananasdinner]

すごい

この画力で、全部カラーなのがすごいです。画力だけでなく、ギャグもかなりハイレベルで面白いです。ハマってしまいました。

妻は元ヒーロー(1)

美樹ヌメ夫

[かんぶり]

霊長類最強女子

最早霊長類かどうかも分からないがＴＥＬ子ちゃんが可愛くて面白くて最高です。

妻は元ヒーロー(2)

美樹ヌメ夫

こちらも、村上よしゆき先生の『ブラザーフッド』（５）と同じく、とっくに発売されているのに気付かず、手に入れ損なっていたもの
ほんと、恥ずかしくて、穴があったら入りたいほど
だが、楽しんだのに、感想を書かなかったら、美樹先生にも顔向けが出来ないので、顔から火を出しながら書く事にする
結論から言うと、（１）よりも威力があるので要注意
もちろん、この印象は、私が発売に気付かず、手に入れるのに、そこそこの苦労をしたからかも知れない
ただ、やっぱり、それは差っ引いても、面白い
クール教信者先生の『旦那が何を言っているかわからない件』や、クリスタルな洋介先生の『お酒は夫婦になってから』、夢路行先生の『あの山越えて』など、夫婦愛が描かれている作品と同じく、理想としたい日常が描かれている
それが、濃厚なアメコミちっくな絵柄だからこそ、インパクトが大きい
しかも、この（２）では、（１）以上にクセの強いキャラが続々と登場してきているので、読み手は笑いの暴力に為す術なし
夫婦で一緒に作る幸せに、必要なのは、筋肉から生まれるパワーだ、と証拠も根拠も何もかもぶっ飛ばして、読み手に押しつけてくる感じすらある
とは言え、この手の作品らしく、やけに深いな、と思わせるストーリーでもあり、美樹先生はふざけているように見えて、実は、物凄い熱い人なんだな、とも思えた
これだけ密度があるキャラが大暴れしてるのに、ストーリーの起承転結が破綻していないんだから、実力は間違いなくある
キャラの中で、断トツにパワフルなのは、ヒロインであるＴＥＬ子であるのは言うまでもないが、彼女との結婚生活を何だかんだで満喫できているテディも大物
そんなテディに、あんな必殺技と奥の手があるとは思ってもいなかった。人ってのは、ほんと、見かけによらないもんだ
この（２）は、何気に激熱なバトルが繰り広げられており、ＴＥＬ子とテディのイチャイチャだけでなく、そこも楽しめる
個人的に、推しの回は、TEL子とテディの衝撃的な出逢いが明らかになる、episode9「It was love at first sight.」である
TEL子の理不尽なまでの強さもさることながら、ピュアな乙女心にもKOされそうだ
この台詞を引用に選んだのは、TEL子の男前っぷりに、惚れ惚れとしたので
他者を傷つけるようなものでなければ、相手の愛し方を否定しない
そんな当たり前の事が出来るTEL子は、やはり、器がデカい
色々と足りない部分もあるにしろ、それを補って余り得る良さがあるのだ
次回、そんなイイ女が、どんだけ大暴れするのか、楽しみなような、不安なような

妻は元ヒーロー(1)

美樹ヌメ夫

いや、冗談ごぼう抜きで凄い
ここまで「うおっ」と思わされたコメディは、実に久しぶりだ
実業之日本社さん、良い漫画を世に出してくれたなぁ。感謝である
一言で、この心の震えを表現するのであれば、「強烈」しかないな
表紙を見れば一目瞭然だが、この作品のヒロイン・ＴＥＬ子は強く、烈しい
見た目だけじゃなく、その戦闘力も半端ない
リアルに『女の友情と筋肉』の三ヒロインと互角に戦え、熱い友情を築けてしまいそう。下手すりゃ、『僕のヒーローアカデミア』のオールマイトや、『刃牙』の範馬勇次郎、『ONE-PUNCHMAN』のサイタマに戦慄を覚えさせるだろう
しかし、内容はバトルアクションではなく、むしろ、ラブコメだ。まぁ、アクション要素が皆無ではなく、結構、濃い目ではあるってのは否めない
ストーリーがアメコミ風の絵柄に合っており、相乗効果がある。わらいなく先生の『KEYMAN』を読んでいた人なら、間違いなく、ハマれるはずだ
ヒロイン・ＴＥＬ子の個性も、相当に規格外だが、そんな彼女に霞まされないほど、身近な者らもコアだ
ＴＥＬ子と流れで結婚したテディは、比較的に常識人ではあるが、見た目が結構、シュールだし、ツッコミもキレにキレている。けど、身体の大きさも含め、性格の相性的にもバランスが、ちゃんと取れるように考えられており、美樹先生、やるなぁ、と感服した
ＴＥＬ子の兄・マイクも性格がウザさが特徴的だが、その彼のパートナーであるヴィンセントは、更にぶっ飛んでいる。とある呪いが原因にしろ、パートナーであるマイクの殺害を幾度も試みるわ、ヴィランらの動きを探るために手段を選ばなかったり、外見も中身も清らかな実弟に浄化されそうになったり、と悪より悪っぽいとこがある
こんな彼らが、（２）では（１）を越えるメチャクチャを巻き起こしそうで、楽しみなような、おっかないような
とりあえず、女性キャラがいない・・・女性と一瞥しただけで分かるキャラがいないので、（２）では登場させてほしいもんだ
男だけでも・・・・・・男＋ＴＥＬ子でも、十分に面白いが、まだまだ面白くするべきだ。仮に、美樹先生に女性はＴＥＬ子だけって信念があるなら、こっちも百歩譲って、男の娘を希望する。そんな男の娘に、ＴＥＬ子がテディのために女子力を磨くストーリーが読みたい
どの回も激烈だったが、特にとんでもねぇな、と思ったのは、ダイヤモンドよりも硬く、ゴリラよりも剛力を揮う、episode.3「Dress」だった。ギーニには、同情しかねぇ。いくら、悪人だからって、この仕打ちは酷ぇぜ
この台詞を引用に選んだのは、思わず、金玉がキュッと縮み上がってしまったので。元とは言え、良いんだろうか、善玉がこんな脅し方をして