村上裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
セクシャル・マイノリティであることや生育環境などにより、さまざまな生きづらさを抱えてきた著者による、「孤独」な世界を自分らしく歩いていくための気づきを与えてくれる優しい著書。
タイトルだけを見ると、一人でも生きていくということを薦めているように感じられるが、決してそうではい。自分という存在はこの世に一人しかおらず、その意味で誰もが「孤独」であること、自分から人間関係を遠ざけてしまう「孤立」さえしなければ、自分らしい生き方を実現させるために必要な人たちと一緒に「自立」していけるのだと、未来を志向していく意味について大きな気づきを与えてもらった。
本書の主要テーマのひとつであるLGBTに関連性 -
Posted by ブクログ
ゲイの心理カウンセラーである著者が自らの幼少期からの虐待、ゲイである自身のアイデンティティに迷っていたこと、引きこもり、初恋の相手の死などライフヒストリーから、カウンセリングルームをオープンするまでを綴っている。
性的少数者が自身の悩みを打ち明ける場がほとんどないという現状、少数者、多数者に限らず差別意識はあるということ、共依存、パートナーとの関係(モノガミー、ポリガミー)、孤立と自立など、マイノリティだけでなく、マジョリティにとっても、様々な生き方の可能性について、心理学に知識と共にわかりやすく学ぶこともできる。自身の心を分析できるワークシートもついている。
かなり重いヒストリーが語られ