齋藤和紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シンギュラリティ大学が伝える、エクスポネンシャル(指数関数的)なテクノロジー進化と対応方策を日本人向けに紹介する。
6Ds(デジタル化、潜行、破壊、非収益化、非物質化、大衆化)のポイントを取りながら驚異的に拡大・浸透していく新たなテクノロジー、さらに挑戦するテクノロジーがプロトタイピングによる小さく素早い失敗を通じて大化けしていく社会変化が理解しやすかった。
個々のテクノロジー分野で何が化けるのかは予測がつかないが、テクノロジー俯瞰力をもち、小さな組織が外部のリソースを使いながらオープンソースに、全世界を相手にするようなプロジェクトが根づいてくる未来が見える。
19-8 -
Posted by ブクログ
AIに関する傑作本 シンギュラリティとエクスポネンシャルがキーワード
新書としてはベストの内容 入門書としては金メダルをあげたい
カーツワイル「3つの革命 G N R」
(1)G ジェネティクス 遺伝学
(2)N ナノテクノロジー 3Dプリンター 原子プリンター
(3)R ロボティクス AIの高度化 デイープラーニング
エクスポネンシャルな進化 直線的な進化をイメージしがちだが
Exponential function 指数関数 「彦一とんち話」 将棋盤9×9 マス目に倍々2の81乗 25桁の数
6つのD
(1)Digitalization デジタル化(離散した量) ⇔アナログ(連続した量)
(2)Deception 潜行 Uber Airbnb
(3)Disruption 破壊 クルマ 不動産(ホテル・空き家)
(4)Demonetization 非収益化 デジタルカメラ 長距離電話 ステレオセット 辞典
(5)Dematerialization 非物質化 スマートホンの1アプリ化
(6)Democratization 大衆化 安価で誰もが手に入る 電話が一人一台
直線的な思考しか出来ない者は、6つのDは「6人の死に神(Death)」
IOT
全てがインターネットに繋がる
繋がるデバイス 2020年500億個←現在は20億個
先進国1人のものの数は1000個
製造業の革命 3Dプリンタ-へ移行すると・・・
ハードウェアからソフトウェアへ
任天堂 ゲーム機からゲームソフトへ
Uberは単なるタクシー代替では無い モービル革命
ヒトの輸送 モノの輸送 ・・・自動車メーカー 運送業者 公共交通機関
exサンフランシスコ タクシー150億円 Uber売上550億円
Uberの時価総額 フェデックスを上回る
⇒資産の固定化は不可 クラウド型エコノミー 人材・有形資産 使っただけ払う
『業界』は解消 意味を成さなくなる 業界を超えた発想・取組が不可欠 銀行フィンテック
スーパーコンピュータの重要性 AIの基盤
日本はかって世界一位「京」→世界7位へ
「スパコンの性能」は国力に直結する
あらゆる境界線が消滅する モノ・情報・メディア・企業
リアルとバーチャル 国境 専門家の境界
知的労働の境界が消え、「AI」に置き換わる
発展地上国が途中をスキップしてキャッチアップする 固定電話回線⇒無線電話ネットワーク
「変化に対応できる柔軟な組織」というのは難しい
組織は本来秩序を守るためのモノ
変化に対応することは秩序を壊すモノで矛盾する
⇒変化を拒む、組織の免疫反応をいかに抑えるか
スピード感 ボールを追いかけてはダメ、その先を予想して先回りする
野球は問題外
サッカーではダメ
アイスホッケーの世界
トップの一人勝ちの時代 №2以下は意味が無い
「仮説-実行-検証」を猛烈なスピードで回していかなければならない -
Posted by ブクログ
プレ・シンギュラリティまで、あと数十年。本格的なシンギュラリティまでは、あと約30年。人類史に前例のない加速度で起こる激変期に、私たちは何をそのように考え、そのように変えていけばよいのか。そのための指針を示した。
いま注目さえているAIが大変革の一部にすぎない。
「G・N・R」革命が混ざり合い、お互いの人家を加速させる。
ジェネティクス革命:ほとんどの病気が治療可能となり、老化は速度を落とせるか逆行させることができる。
ナノテクノロジー革命:住宅やビルなどの建造物も3Dプリンター作れるようになる。その究極が原子プリンターであり、必要な原子が揃えれば、その場であらゆる素材に仕立てて物をつくることができるようになる。
ロボット革命:人間と同じぐらい臨機応変に問題解決を行う、人間を凌駕する能力をロボットのできる。
シンギュラリティが本当に到来するかどうかはともかく、今後もテクノロジーがエクスポネンシャルに進化していくことは間違いなさそうだ。 -
Posted by ブクログ
未来学者でAIの権威のレイ・カーツワイルさんが
「2045年にシンギュラリティ(技術的特異点)を迎える」
と予言しています。
シンギュラリティを迎えるに当たって、
「どのような準備をするべきか?」
を齋藤和紀さんがまとめられた一冊です。
現在でも、テクノロジーの進化は驚くほど早く、
指数関数的に進化の速度は上がっています。
シンギュラリティとは、
そのスピードが「無限大」になる時期の事です。
本著では、このシンギュラリティについて丁寧に分かりやすく書かれています。
また、シンギュラリティを迎えるにあたっての組織論や勝ち抜く組織について説明されています
最後に、
著者は、そのような指数関数的に技術進化する今の時代に大切な事として
「結果的に環境に適応した者が生き残り、
繁栄していく」
と述べています。
これまで以上に過去に囚われず、
新しいことに目を向け受け入れる多様性が
必要なのかもしれませんね。
この瞬間も、技術進化は進んでいます。
技術者としても、前を向いて歩いていかねばと改めて感じた一冊でした。
是非、オススメの本です -
Posted by ブクログ
ネタバレカーツワイルはこれから人類の深化に最も大きな影響をもたらし、
私たちの生活を劇的に変えるものとして、次の3つの革命を上げた。
・G,N,R
・ジェネティック革命
・ナノテクノロジー革命
・ロボティクス革命
ピーター・ディアマンデスは物事がエクスポネンシャルに成長するとき、その多くのケースで「D」の頭文字を持つ次の6つの事象が連鎖反応的に起こるという。
1.デジタル化; Digitalization
2.潜航、欺瞞、詐欺; Deception
3.破壊; Disruption 既存の市場の破壊
4.非収益化; Demonetization 既存のビジネスの非収益化
5.非物質化; Dematerialization 物やサービスが消える
6.大衆化; Democratization 誰でも手にいる
シンギュラリティ大学の創業ディレクターでもあり、自身も起業家であるサリム・イスマイルが提示する指針。
新しい時代に求められる組織を「エクスポネンシャル・オーガニゼーション」
(E×O=飛躍型組織)と名付けた。
これはそのまま彼の著書(マイケル・4マローン、ユーリ・ファン・ギーストとの
共著)のタイトルにもなっている。(邦訳は「シンギュラリティ大学が教える飛躍
する方法」日経BP)
エクスポテンシャルな組織とは、「従業員数や規模と比べるとケタ違いに大きな影響力(あるいは成果)を生み出す組織」のこと。→Uber, Airbnb
E×Oの特徴
MTP; Massive Transformative Purpose; 野心的な変革目標
→Google;世界中の情報を整理する
TED; 価値のあるアイデアを広める
Xプライズ; 人類にとって有益な、飛躍的技術革新を実現する
シンギュラリティ大学; 10億人に良い影響を与える
イスマイル
●飛躍的組織の外部環境的性質;右脳
5つの特徴は「SCALE」
Stuff on Demand
Community & Crowd
Algorithms
Leveraged Assets; 外部資産活用
Engagement
●飛躍的組織の内部環境的性質;左脳
5つの特徴は「IDEAS」
Interfaces
Dashboards
Experimentation; 仮説検証
Autonomy; 自立型組織
Social; ソーシャル技術
シンギュラリティ大学が注目するテクノロジー・メガトレンド
AI、VR・AR、エネルギー(ソーラーパネル)、3Dプリンター、IoT、
ロボティクス、ブロックチェーン、ドローン、ナノテクノロジー -
Posted by ブクログ
著者は、シンギュラリティ大学のエグゼクティブ・プログラムに参加し、今は日本でベンチャ企業を興しているという。シンギュラリティ大学はレイ・カーツワイルとピーター・ディアマンディスによって2008年に設立され、大層な人気であるという。
シンギュラリティ大学では、解決すべき課題を12のカテゴリーで提示し「グローバル・グランド・チャレンジ」と呼んでいる。
・教育(Learning)
・エネルギー(Energy)
・環境 (Environment)
・食料 (Food)
・健康 (Health)
・繁栄 (Prosperity)
・安全 (Security)
・水 (Water)
・宇宙 (Space)
・防災力 (Disaster Resilience)
・統治機構 (Governance)
・住居 (Shelter)
これに対して、その手段となるテクノロジーのメガトレンドとして9つの分野を挙げています。
・AI (人工知能)
・VR/AR (仮想現実/拡張現実)
・エネルギー (ソーラーパネル)
・3Dプリンタ
・IoT
・ロボティックス
・ブロックチェーン
・ドローン
・ナノテクノロジー
リストを眺めると、まあ出てくるべきものが出てきているなというところです。これらの具体的な進め方と大局観こそが大きな課題となってくるのだろう。
「シンギュラリティ」というからには、乗数での指数関数的進化によって環境が変わっていく世界を想定するべきである。そのときにはデジタル化から始まるディスラプションが鍵になることは間違いない。変化を味方につけなければいけないなと。
ひとまず本の内容としては、レイ・カーツワイルやその他の関連著作を読んでいる人にとっては目新しいものというのはあまりなかったのではとも思う。シンギュラリティ大学そのものに興味を持っている人は当然その限りではないが。