LS・ホーカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
父親に監禁同然の環境で育てられ、銃とサバイバルだけを教え込まれた少女が、父の死をきっかけに外の世界へ踏み出していく話です。
筋立てだけ見れば逃走劇ですが、読み進めるほどに胸に残るのは、彼女が人を信じ直せるのかという不器用な痛みでした。
強さと脆さが同居した主人公の造形は魅力的で、一気に読まされる勢いがあります。
一方で、展開の荒さや設定の強引さが気になる場面もあり、心理の揺れをもう少し深く追いたかった気もしました。
それでも、暴力しか知らなかった少女が世界と向き合おうとする姿には切実さがあり、読み終えてもしばらくざらついた余韻が残りました。