歴史を俯瞰して見ると、価値観という偏りが時に恐ろしい結果を生み出すことに、戦慄する。
冒頭の「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」がとても分かりやすく書かれている。
穢多の「ケガレ」とは何か。
歴史的に見ると肉食は決して神の嫌うところではなく、我々にとっても当然の行いである。
では、差別を受けるべき職種とは一体何か。
そうした仕事は必要があって興るものではないか。
とまあ、偉そうに道徳心を語るつもりはない。
形を変えて、「我らが正しき価値観」はそこらじゅうに転がっている。
知らないことを恥じることが第一歩なのだと思う。