伏見憲明のレビュー一覧
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うーん。若いころだともう少しいろいろ考えたし、言えただろうけれど。どうありたいかを考えること自体がかなり意識的なことだけに今となるとぐるぐる回るばかり。差異をどう受け入れるかが自分ごとになってないと言われたらその通りだし。
特権化と差異の話。生活実感と言上げの行きつ戻りつ。Posted by ブクログ -
平等とか地域開発とか、
掲げている側がやってあげるというスタンスがある気がして、sごく気持ちが悪かったけど、
このほんのいう、みんながしたいっていうことのせめぎあいの調整の問題なんじゃないのかな、って思った。
むずかしいPosted by ブクログ -
命がけで書いたから命がけで読んで欲しい、と帯に書いてある。差別や社会の不公正が気になる人間が、「気持ちよく」読めるような本では、確かにない。読み手の信念を抉りにくる、という意味では確かに読む側も命がけかも。マイノリティは正義とは限らない、というところまではスムーズだったが、あちこちにトラップがあった...続きを読むPosted by ブクログ
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新宿二丁目の成り立ちを、関係者への取材や過去に出された研究書を元に明らかにしていく。新宿二丁目について「ある程度知っている人」に取っては面白い内容だけれど、二丁目に関して全く知らない人に取ってはやや難解な部分があるかもしれない。
個人的に興味深かったのは二点。
一つは、後書き的な文章の中で書くに当た...続きを読むPosted by ブクログ -
会社に献本されていて何気なく手に取ったのだけど、知らないことだらけだった。三島由紀夫やら美輪明宏やらガンガン出てきて、文豪の集うバーからゲイバーが生まれ、さらに吉祥寺のジャズ文化の起源となるのもここだという。
雑誌文化を学生時代に追っていた身としては、平凡パンチがなぜかある年代にLGBT総合誌のよう...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
序章
第1章 ”ゲイバー”はいつ日本にできたのか
第2章 伝説のゲイバー・ブランスウィックの二つの顔
第3章 「二丁目」のきっかけとなったイプセン
第4章 淫風の街
第5章 よそ者たちの系譜
第6章 零落の時代
第7章 「要町」と呼ばれたエリア~分断された街
第8章 ゲイバ...続きを読むPosted by ブクログ -
予想より興味深く読めた。差別問題ではなく欲望問題というところや、正義があると思っていても社会に許容されることとのバランスというか取り組みが必要という点は面白かったPosted by ブクログ
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概要
本書は,「差別問題」を「欲望問題」と捉えることが適切であると至った過程を,著者の経験にもとづいて語る『第1章「差別問題」から「欲望問題」へ』,著者自ら提出した<性別二元制>という図式や,ジェンダーフリー論に対する批判的(再)検討を加えた「第2章 ジェンダーフリーの不可解」,X-MENを題材にあ...続きを読むPosted by ブクログ -
「欲望問題」についてもっと読みたかった。「ジェンダーフリー」に関する議論が結構長い。つながってはいるとしても。Posted by ブクログ