理化学研究所 脳科学総合研究センターのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「つながる脳科学」
理化学研究所の脳科学総合研究センターの研究員による脳科学研究の紹介である。
9人の研究員により、記憶、時空間の認識、シナプスによる情報伝達、嗅覚のメカニズム、数理モデルと脳、感情と神経回路、脳研究のテクノロジー、脳と心の病気、親子関係と脳についての研究内容がそれぞれ紹介されている。
そんなことまでわかるのかという反面、脳全体の研究という意味ではまだまだだという感じがする。
とはいえ驚いたのはその実験方法の一つである。
遺伝子改変マウスで特殊なタンパク質をニューロンに発現させ、そのニューロンに光を当てるだけで好きなタイミングでニューロンを興奮させたり抑制させたりする技術である。
そういえば、テレビで頭に電線がつながっているマウスを見たことがあるがあれがそうだったのかと今さらながら思い出してびっくりした。もっともとても人間には適用できないが。
マウスを使っていろいろ研究が進み、基本的な脳の機能は次第にわかってくるかも知れないが、果たしてどこまでわかるのだろうか。そして、それは人間にどこまで適用できるのだろうか。最終的には認識や思考まで解明することができるのだろうか。
結局のところ医療分野での応用を除けば、人間もただの有機物による機械と同じだと言うことがわかるだけのような気がする。