小柴昌俊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノーベル賞受賞者である小柴先生へのインタビューを本にしたもので、物理学の解説ではなく、生い立ちとか経験に焦点が当てられている。はっきり言って、面白かった。
幼少の頃から頭脳明晰だったこと、中学で小児麻痺になって自力で克服したこと、貧乏で苦学したこと、大学の成績は芳しくなかったこと、朝永振一郎ら先生や友人に恵まれたことなどなど、どれも印象深いエピソードで、人生訓としても味わい深い。中でも、3歳で母を亡くし、本当に甘えられる人はいないと子どもながらに自覚した話は感動的だし、また、ぎりぎりまで考えた先のヤマ勘は当たるという話は自分にも覚えがあり、なるほどと思った。
本書は、活字や行間が大きく、一見す -
Posted by ブクログ
知られざる宇宙の姿を透視する~全体の最初と最後は「物理屋に・・・」「やればできる」と同じだが,「素粒子とその間にはたらく力」「星の一生と元素の創生」「宇宙の始まり」が目新しい部分で,素粒子と考えられていた陽子がuudと三つのクォークからなり,クォークは安定した状態では観測できない。そこで電子を陽子にぶつけてベータ崩壊で放出されるニュートリノを観測できれば謎の解明に一歩近づく。ニュートリノは無数に降ってくるので,純水の陽子にぶつかって出来るチェレンコフ光が円錐状に広がるのを観測するためにカオカンデを計画し,運良く超新星爆発を観測して,この装置の信頼度を高めることができたが,まだ謎はあり,太陽から
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Posted by ブクログ
ニュートリノには質量がある、なんて普通は知らないことを一般に広く知らしめた人物、小柴昌俊氏によるニュートリノ天体物理学の説明本。
本人が中2の孫娘と母に読んでもらい解説を加えたと言っているとおり、分かりやすくしようとしたのかまず自身の半生を振り返るところから始まり、エピソード重視で話が進んでいきます。
しかし、第3章星の一生と元素生成、第4章宇宙のはじまりあたりからだんだんと難しくなり、理解が困難になってきます。いろんなニュートリノが出てくるけど違いが分からないというか、あまり事柄の相互作用が分からなかったというか。
その後はカミオカンデの取得データの解釈や今後の発展についてのお話。
最後は