麦春あやみのレビュー一覧

  • 狂気の沙汰もアイ次第 ループ

    Posted by ブクログ

    確かに生き返ることのできる石があるのなら、命の価値は著しく下がると思う。
    今作から登場した姉弟がいなかったら、良くも悪くも進展はなかったと思う。

    愛という概念に疑問を持った人たちを中心に集めているのが興味深い。

    確かに最後の場面は健次の正気を疑う。
    彼は自分が優等生のようにしか振る舞えないのを母親の教育のせいだと言っていたが、彼の選択を見ると、それは彼自身の選択であり、彼そのものが優しい人物のように思う。

    次巻があるのならネクストかアナザーが…。
    今まで話にあまり関わってこなかった服部親子をもっと取り上げてほしい。

    後、そんなにすごい技術があるのなら、本体の右腕を直してあげてほしい。

    今気づいたことだが、英語タイトル?ともいえるようなものがこの作品を表していると思う。
    「Go Mad, or Die, or Kill, or ... Obey your Desire.」
    (狂うも、死ぬも、殺すも、点…欲望に従うも)アイ次第、だなんて……。

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    2017年03月27日
  • 狂気の沙汰もアイ次第

    Posted by ブクログ

    暗鬼館ならさっきまで読んでた本(インシテミル)だし、リアル脱出ゲームなどの聞き覚えのある作品の名前が出てきて登場人物たちに親近感が湧いた。
    フランケンシュタインではなく、「フランケンシュタインの怪物」というのはさすが。

    マダナイの認識では殺意を欲望、愛を理性ととらえている節があるように思うが、自分は愛も殺意も欲望としてとらえていたので意外。
    確かに殺したいという「欲望」を、大切な人を守りたいという「愛情」で押さえつけることはできるか?ということなら分からなくはないが……。
    それなら別に愛じゃなくてもいいのでは?

    途中までは面白かったが、最後の超展開に唖然。
    確かにノックスの十戒を出すまでもなく未発見の毒薬や難解な科学的説明の必要な期間が犯行に用いられているんだし、仕方ないのかもしれない。

    ただ、宇宙人たちの宇宙人ジョークは面白かった。
    なんやかんや言いながら地球の作品を面白くオマージュしていて、すごいと思った。

    途中の「I love you」の和訳の話は好き。
    夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳し、二葉亭四迷は「愛」という言葉を「真でもいいわ」と訳したなんてロマンティック。
    ただ、健次なら「明日の月は綺麗でしょうね」の方がいいのかもしれない。

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    2017年03月27日