浜松春日のレビュー一覧

ラストオーダー２ ひとりぼっちの百年戦争 【電子特典付き】

浜松春日 / カズナリ

終末のその後は

二巻では、一巻で名前だけだった戦友たちの最期が描かれます。
戦争に翻弄された機械達の心は救われたのでしょうか。
どうしようもなく壊れてしまった世界で、それでも最後の指令を守り続ける意味は？

100年を戦い続けたリアの生き様に涙が抑えられませんでした。

＃泣ける ＃切ない

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記５

浜松春日 / 飯沼俊規

[ASTRAYM3C]

幾ら何でも『一方的』過ぎる

今回の物語で『ヒュムナ』が久世に接触していた事が明らかに・・・・・
しかし、久世が「どういうこと」かもわからないまま勝手に『契約』し1巻の『暴走召喚』につながると・・・・・
「運命」や「必然」でひた隠ししているけどウェブ版を見ても書籍版を見ても、「私怨晴らし」もしくは「復讐」にしか見えず『守る為の隊員』になりたかった久世の想いを利用しているようにも見えます。幕間等の形で父親との決別の『理由』が明らかにならなければとんでもない『嫌な人間』と見られてもおかしくないと・・・・・
そして、久世は『守りたい』からとはいえヒュムナに一方的に押し付けられ『守る』事の意味を確立できないまま上や一部の関係者にがんじがらめになって『可哀想な人』になってしまったとしか言いようが無いものなり、まるで『弱者は強者に寄生するんだ』（フルメタル・パニック　ガウルンより）という台詞のように利用されて一層不憫に見えました。本当に自衛隊の面々は救われるんでしょうか・・・・・