水野一晴のレビュー一覧
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大学生のときに著者の自然地理学の講義を受けたことがあったので購入しました。
第1部・第2部の内容(1990年代~2000年)は今となっては古いものになっていると思いますが、著者の講義もこの書籍も、この広い世界への興味や認識を広げてくれるものには変わりないと思います。
ケニア山やキリマンジャロでの調査...続きを読むPosted by ブクログ -
地理学者の調査旅行記。地理学的な話と紀行本の両方を足して割らない感じでおもしろいです。解説でも書かれてましたが、地理学者が書いたブラタモリ世界版っぽい。Posted by ブクログ
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この著者による二冊目の文庫本で、こちらは、人間の営みに焦点を当てていて、前作同様読みやすく、入門として非常に良い本である。特に前作同様、著者の経験に基づく記述は、うまくちりばめられていて、非常に読みやすく仕上がっている点が良いと思う。Posted by ブクログ
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著者の経験や研究活動を交えながら地理を学べる良書。ただ、時々脈絡なく事実が述べられている箇所があり、前文との関係が?なところもある。いずれにしても、この著者の作品をもっと読みたいという気持ちになった。Posted by ブクログ
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著者の現地調査の実体験や研究成果も踏まえた人文地理学の入門書的位置付け。内容は教科書的だが、文中に織り込まれる著者自身のエピソードが興味深い著書。Posted by ブクログ
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地理学者が自身の調査旅行で経験した旅行記。原著出版時点から時間が18年近く経過しているが、文庫化にあたって現在の情報にアップデートした注釈があるので、わかりやすい。
高山病がつらそう。Posted by ブクログ -
どうしても地理の勉強って体系的というより知識の盛り合わせって感じになるねんなあ
まあだからこそ地理教育は体系性をすごく意識して頑張ってるし,この本もそういう軸みたいのはいちおう感じますPosted by ブクログ -
タイトルとあらすじに惹かれて。
ただの旅行記ではなく、目的を持った行動でたまたまいろいろなところに赴いて、という感じがより縁というものを感じる。
普通の旅行では行かないようなところに行かれたり、滞在したりしているのが面白かった。
調査内容の図表は難しいけれど、地理学というものの片鱗を見れたことも興...続きを読むPosted by ブクログ -
今現在の、滞在エッセーではない。でも、
少し昔の、ケニアが、ボリビアが、ペルーが、ドイツが、リズミカルでフレッシュな印象の文体で、さながら著者自身が目を輝かせながら、ライブで語っているように迫ってくる。
こういう、世界体験記が、30年くらい前までは、よくベストセラーになっていたと思うのだけど、今は・...続きを読むPosted by ブクログ -
気候や地質と農作物の関係から始まり、それに伴う人間の移動や国の関係性、さらには文化や都市成立、気候変動まで幅広く学べる1冊。筆者の考えにも深く共感できた。Posted by ブクログ
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流し読み。
水野一晴さんの著書は他にも読んでいるが、この本は体系的に世界の気候や植生、地形が網羅されており、かつ地誌学的な要素ももっているため、内容が非常に濃かった。Posted by ブクログ -
義務教育段階の社会・地理学の教科書はこれで良いのではないかと思えるくらい幅広く、そしてシンプルにまとめられていた。
あまりこうした分野は得意ではないが、とてもおもしろく読むことが出来た。Posted by ブクログ -
学生の時から地理はそんなに好きじゃなかった。月別の気温と降水量のグラフに気候帯を書き入れたり平野とか川の名前覚えたり、ただただ区別がつかない岩の名前を覚えたり。苦行だった。
そんな地理アレルギーの自分が、読み終わった後本屋の地理学コーナーに直行するぐらい地理に興味をもてた本がこれ。
気候帯ごと...続きを読むPosted by ブクログ -
あとがきにあるように、世界は多様である。それを感じられる良書。図版もたくさんあって、飽きない。リャマとアルパカは、人が移動させるのではなく、「かってに採食のため草を求めて移動し、夕方になってお腹がいっぱいになれば、自分たちだけで放畜民の住居まで戻ってくる」ということで、その戻ってくる群れの写真がかわ...続きを読むPosted by ブクログ
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広く浅く、多数の写真を用いて、世界中の人間の営みについて述べています。興味深い箇所はたくさんありました。
一方で、ところどころで挿入される、現在進行形の社会的国際的な問題に関する著者の考えは、やや単純素朴に思います。そんなに簡単な話じゃないだろう、と。Posted by ブクログ -
地理学ってよく知らなかったけど、その成り立ちから都市開発、動植物、気候、災害など色んな事が分かる。その研究は面白そうだけど、過酷で地道でとても大変な事で、好きじゃなきゃとても出来ない事ばかりなのだと思う。Posted by ブクログ