読んでいて、というか文章はほとんどなく写真が大半なので、見ていて、面白く、実に楽しい本であった。
公園に生える木や街路樹の枝や幹、根が作る模様を動物やアニメキャラクター、便座などに見立てて、そのような特徴的な樹木を珍樹、として紹介する。有名人の章は、うーん、という感じだったが、以降の章で紹介される珍樹に思わず笑ってしまったり、驚かされる。タッチの浅倉南は思った以上に浅倉南であった。
普段何気なく通り過ぎて気にとめない木々に、こんな面白味があったのか、こんな面白い世界の見方、観察の仕方があったのか、と感動すら覚えました。