読んだ印象は、なんとも不思議な物語、でした。 きちんとしたファンタジー小説なのですが、世界観や登場人物の説明が(おそらく故意に)省かれていて、それがこのシリーズがとても不思議な物語になる手助けをしていて、おもしろいです。 また、「レイブンクロー」や「レゴラス」といった、ファンタジー好きの子供なら思わずにやっとできる小ネタも随所にちりばめられ、読んでいて楽しかったです。 翻訳版と原書では本の雰囲気がかなり違うと思います。 でも、日本語版はこれはこれで魅力があるな、と感じさせるものがあって、私は好きです。