加藤片のレビュー一覧

  • 良い祖母と孫の話

    Posted by ブクログ

    TwitterやPixivで話題になっていた作品の単行本化。表題作は一種のビルドゥングスロマンといえるか。外部の第三者との関わりの描写よりも、個人の内面の語りの比重が大きい。文化祭のエピソードは橋本治の高校時代のエピソードを再解釈したような感じかも。「わたしのカワイイともだち」「せっかちな少年と絵描きの話」はいずれも寓意的な掌編。

    0
    2016年09月13日