祐木亜子のレビュー一覧

  • 女子の論語

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    論語の書籍は、ビジネスや客観した人間関係についての解釈が多い印象でした。
    しかし本書は、女性の日常生活での論語の解釈が、口語調で書いてあります。年上のお姉さんからの言葉のようで、身にしみます。そのおかげで、日常生活で考えを取り入れやすいと思いました。
    本棚に常に置いておきたい一冊でした。

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    2025年07月17日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 エッセンシャル版

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    悩んだり困ったりした時には誰かに相談出来ると一番良いと思われますが、本書は相談相手かのように様々な答えを備えているようです。
    古典とはいえ非常に読みやすい現代語で、教えは幅広く儒教に留まらずバランス感覚の良さを感じます。例えば、多感な頃に何事にも一つの解答を求めがちでした、しかし解答だけでは解決出来ないことも多いと本書はあらゆる言葉を駆使して教えてくれるようです。結論などなく、永遠に学びなのだと実感しました。
    困難に直面した場合、平常時など、生活の状況の変化に応じてページをめくり安心出来る言葉を都度見つければ深く理解に繋がることでしょう。貴重な文庫本として長く読みたいです。

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    2025年05月05日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    菜根譚という書名は噛み締めて味わうべき人生訓の書という意味らしいです(表紙の見返しより)
    買って読んでからかなりの年数経ちますが今も読み返してハッとさせられることが多く、わたしはたぶん一生繰り返し読むと思います

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    2024年07月30日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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     中国に住んでいた間に教えてもらった本。道徳のようなイメージだが、実際には自分を中心に考えたとき、幸福になるにはどうすればいいか、または幸福とは何かに気がつくためにはというテーマの、自己啓発本または心を落ち着かせる本のようなイメージ。最近流行りのマインドフルネスにも通じる考え方だ。あまり欲にばかり気がいくと疲れるよ、そうではなくてもっと穏やかに世の中を見てみなさいよ。幸せってのは、お金とか地位とかではなく、ただゆっくりと日々を過ごせることなんだと思うよという感じ。
    「耳に痛い忠告や小言を常に聞き、心の中に思い通りにならない物事が常にあってこそ、自分を磨き、大きく成長できるのだ」
    質素で、苦労を

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    2016年11月20日
  • 女子の論語

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    自分の人生や、生き方について、考えさせられる1冊。昔の人々が残した「論語」が数々のっている。1つ1つに分かりやすい解説がついており、「小利を見れば則ち大事ならず」「後生畏るべし」などなど。

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    2016年03月15日
  • 女子の論語

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    論語をここまで易しく噛み砕いた本にはお目にかかったことがありません。2千年前に生まれた智慧を私たちレベルで解説してくれています。理想の亭主の選び方まで載っていました。「外見で選ばない」「男の器量」「二言しない男」「将来性を買う」「禁煙宣言を撤回する男」「仕事に熱中できない男」「近きを大切にする男」とは?・・・。

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    2016年01月06日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    名声も財も求めようとせず、穏やかに生きる。

    何が目新しい発見だったかと思うに、心穏やかに生きるのが幸せという考え方でした。

    主義主張を言う人はいつか、それを理由に批判され、道徳を言う人もまた、過ちを犯すときにそれを理由に中傷される。
    正義や理にかなったことさえ、自分も大した人間ではないのだから、人に求めてはいけません。という考えは新しかったです。

    この間本の中で、正義を声高く主張してはいけないと書いてあって、これはいかにと思っていたので、これを読んで、そういうことかと納得しました。

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    2015年09月23日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    ネタバレ

    菜根譚
    人間の一生は、後半の人生をどう生きるかで決まるのだ。

    天が幸福を授けてくれないなら、自分を磨いて幸福を得よう。
    天が肉体を苦しめるなら、精神を楽にして苦しみを減らそう。

    恩返しなど期待できない相手のためにこそ、恩を施すべきだ。

    大切なのは、耐える力を身に付け、辛抱強く生きていくことだ。

    太陽が地平線に沈んだ後でも、空は夕焼けで美しく輝く。晩年になっても、気力を充実させれば、さらなる飛躍を遂げることができる。

    早熟は晩成にはかなわない。

    常に死を意識し、病気になったときのことを考えながら暮らしていけば、色欲や物欲、名誉欲といったものに惑わされることなく、人としての正しい生き方

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    2013年09月21日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    菜根譚を読んでみたいなーと思いつつ、書店でいくつかの菜根譚を見比べた結果、購入したのがコレ。なにはともあれ読みやすいです。他の菜根譚の本は大抵が原文と訳文がセットで同ページに掲載されていますが、正直原文読んだってさっぱり訳が分からないし眠くなるので、本書のように原文は後ろのページに付録的な感じで載ってるぐらいでちょうど良いかと。
    各ページに人生の訓が1つずつ掲載されています。女性の方が訳されているせいか、言い回しや表現がやさしく、なんとなく気軽な気持ちで読めます。内容的にはまぁ当然と言えば当然なことだけれども、今一度気付かされるというか、あえてそれを無視して行っている自分を反省させられるという

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    2011年07月03日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    ネタバレ

    菜根譚前集4

    勢利紛華

    不近者為潔

    近之而不染者為尤潔。

    智械機巧

    不知者為高

    知之而不用者為尤高。

    権力、利益に関心がないひとは高潔だ。

    だが関心を持ちながら染まらない生き方ができるひとこそもっとも高潔だ。

    策略、駆け引きを知らないひとは賢明だ。

    だが権謀術数を知りながら使わないひとこそもっとも賢明だ。

    向上心と謙虚さを大事に生きたいと思うとき決して忘れてはならない言葉。大事にしたい。

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    2011年01月07日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    欲望に振り回されるな、隠れて悪さをするな、才能をひけらかしてはいけない、死を思って日々を充実させよ・・・と、まるでおじいちゃんの説教みたいだが、ただそんな自分の違和感に着目すると、昔の東洋人が培ってきた道徳心というものに思いを致すことができる。

    自分を含めて、現代人は良くも悪くも功利的。金を稼ぎたい、会社では出世したい、金持ちや権力者が羨ましい・・・と、そんな資本主義のパワーの中で生きている。昔も同じような商人や官僚は沢山いたのだろうが、一方で儒教や道教や仏教を学んだ人々は「欲を抑えて倫理観を持てば、むしろ心自由に爽やかに生きられる」と、道徳を堂々と説いていた訳だ。我々には「道徳」というと煙

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    2010年06月13日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    中国明代末期の洪自誠(こうじせい)による人生指南の書

    「人の小過を責めず、人の陰私を発かず、人の旧悪を念わず」

    日本語訳は、

    「人のささいな過失を咎めたりせず、人の隠し事もあばいたりもせず、人の過去の悪事をいつまでもおぼえたりしない」

    人を許す心とでもいいましょうか。

    納得の書!

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    2010年05月04日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    世の中において、意思ある人間として生きるための知恵が書き記されている。古人が残した財産ともいえる宝書である。

    生きるうえでのテクニックを教える本ではない。
    「長期的な視点から落ち着きを持てば、小事に振り回されることはない。そうだろう?」と問いかける。それに応えるのは自身の経験だけであり、歳を重ねるにつれ、格段に理解を深めてくれるだろう。

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    2009年11月21日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    ●まっとうに生きる
    ⇒まっとうに生きていると不遇な生活を送るはめになったりすることもあるだろう。一方で権力者にこびへつらったりするような生き方をしている者が優遇されたりすることもあるだろう。しかしそれは一時的なものであって、決して長続きしない。
    ●人徳を磨く
    ⇒人徳によって得られた財産や名誉は、ひとりでに枝葉が生い茂る野の花のように、大きくなり続ける。
    ●自分で運命を切り開く
    ⇒天が幸福を授けてくれないなら、自分を磨いて幸福を得よう。こうすれば、天といえども、どうすることもできないだろう。
    ●人目につかない場所で徳を積む
    ⇒恩返しなど期待できない相手のためにこそ、恩を施すべきだ。
    ●一生の短さ

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    2009年10月04日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    人生、楽に余裕を持って生きようよ。
    という内容。

    バルタザール・グラシアンとは違って力が
    入ってなくて、ほっと読めるかも。

    同時代の東洋人と西洋人。
    考え方の違いを比較するのも面白い。

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    2009年10月04日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 エッセンシャル版

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    シンプルだけど
    どれも大切なことだよね

    まっとうに
    素朴で愚直に
    寛容と厳格さ
    無欲
    辛抱強く
    冷静な視点
    色々とあるけれど
    でもやっぱり何より

    常に楽しみ喜ぶ気持ちを持って暮らすこと

    この世の中
    これがいまは一番大切な気がする

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    2022年05月11日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    会社の偉い人がおすすめの書籍として誰かしら必ず挙げるので、気になって読んでみた。仕事の中で心がやさぐれた時とかに、心を落ち着かせる良い材料になるのかもしれないなと感じた。菜根譚というタイトルのごとく、何度も読み返し、自分の頭で咀嚼して、心に刻み込めば道標みたいになるのかもしれない。
    一方で、「菜根譚」と言っとけばいいかと思っていない?と問うてもみたい。。。

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    2021年11月03日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 エッセンシャル版

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    簡単に読み終えることができるが一つ一つの内容を味わい理解したとは言い難い。日々の思考、行動の指針となるよう繰り返し熟読したい。

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    2021年09月29日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    論語、老子の思想の妥協点を、著者の現実的な感性に従って選択し、分かりやすい言葉で提示されているように感じた。
    言うまでもなく名著。
    しかし、講談社で出版された本では、原文も注釈も付いている為、個人的にはこちらを推す。
    時間のない人、さっと読める本を求めている人はこちらの方がいいかと思う。

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    2021年01月01日
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

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    現代でも読み継がれるだけあり内容としては過不足ない。

    人としての生き方を説き、単なる善人でもはたまた悪人でもなく中庸であることを目指すべきなのかと受け止めた。

    ただ、エッセンシャル版よりも詳しいが特にこの本ではなくても良いかと思った。

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    2020年08月16日