祐木亜子のレビュー一覧
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中国に住んでいた間に教えてもらった本。道徳のようなイメージだが、実際には自分を中心に考えたとき、幸福になるにはどうすればいいか、または幸福とは何かに気がつくためにはというテーマの、自己啓発本または心を落ち着かせる本のようなイメージ。最近流行りのマインドフルネスにも通じる考え方だ。あまり欲にばかり気...続きを読むPosted by ブクログ
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名声も財も求めようとせず、穏やかに生きる。
何が目新しい発見だったかと思うに、心穏やかに生きるのが幸せという考え方でした。
主義主張を言う人はいつか、それを理由に批判され、道徳を言う人もまた、過ちを犯すときにそれを理由に中傷される。
正義や理にかなったことさえ、自分も大した人間ではないのだから、...続きを読むPosted by ブクログ -
菜根譚
人間の一生は、後半の人生をどう生きるかで決まるのだ。
天が幸福を授けてくれないなら、自分を磨いて幸福を得よう。
天が肉体を苦しめるなら、精神を楽にして苦しみを減らそう。
恩返しなど期待できない相手のためにこそ、恩を施すべきだ。
大切なのは、耐える力を身に付け、辛抱強く生きていくことだ。...続きを読むPosted by ブクログ -
菜根譚を読んでみたいなーと思いつつ、書店でいくつかの菜根譚を見比べた結果、購入したのがコレ。なにはともあれ読みやすいです。他の菜根譚の本は大抵が原文と訳文がセットで同ページに掲載されていますが、正直原文読んだってさっぱり訳が分からないし眠くなるので、本書のように原文は後ろのページに付録的な感じで載っ...続きを読むPosted by ブクログ
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菜根譚前集4
勢利紛華
不近者為潔
近之而不染者為尤潔。
智械機巧
不知者為高
知之而不用者為尤高。
権力、利益に関心がないひとは高潔だ。
だが関心を持ちながら染まらない生き方ができるひとこそもっとも高潔だ。
策略、駆け引きを知らないひとは賢明だ。
だが権謀術数を知りながら使わな...続きを読むPosted by ブクログ -
欲望に振り回されるな、隠れて悪さをするな、才能をひけらかしてはいけない、死を思って日々を充実させよ・・・と、まるでおじいちゃんの説教みたいだが、ただそんな自分の違和感に着目すると、昔の東洋人が培ってきた道徳心というものに思いを致すことができる。
自分を含めて、現代人は良くも悪くも功利的。金を稼ぎた...続きを読むPosted by ブクログ -
中国明代末期の洪自誠(こうじせい)による人生指南の書
「人の小過を責めず、人の陰私を発かず、人の旧悪を念わず」
日本語訳は、
「人のささいな過失を咎めたりせず、人の隠し事もあばいたりもせず、人の過去の悪事をいつまでもおぼえたりしない」
人を許す心とでもいいましょうか。
納得の書!Posted by ブクログ -
世の中において、意思ある人間として生きるための知恵が書き記されている。古人が残した財産ともいえる宝書である。
生きるうえでのテクニックを教える本ではない。
「長期的な視点から落ち着きを持てば、小事に振り回されることはない。そうだろう?」と問いかける。それに応えるのは自身の経験だけであり、歳を重ねる...続きを読むPosted by ブクログ -
●まっとうに生きる
⇒まっとうに生きていると不遇な生活を送るはめになったりすることもあるだろう。一方で権力者にこびへつらったりするような生き方をしている者が優遇されたりすることもあるだろう。しかしそれは一時的なものであって、決して長続きしない。
●人徳を磨く
⇒人徳によって得られた財産や名誉は、ひと...続きを読むPosted by ブクログ -
人生、楽に余裕を持って生きようよ。
という内容。
バルタザール・グラシアンとは違って力が
入ってなくて、ほっと読めるかも。
同時代の東洋人と西洋人。
考え方の違いを比較するのも面白い。Posted by ブクログ -
シンプルだけど
どれも大切なことだよね
まっとうに
素朴で愚直に
寛容と厳格さ
無欲
辛抱強く
冷静な視点
色々とあるけれど
でもやっぱり何より
常に楽しみ喜ぶ気持ちを持って暮らすこと
この世の中
これがいまは一番大切な気がするPosted by ブクログ -
会社の偉い人がおすすめの書籍として誰かしら必ず挙げるので、気になって読んでみた。仕事の中で心がやさぐれた時とかに、心を落ち着かせる良い材料になるのかもしれないなと感じた。菜根譚というタイトルのごとく、何度も読み返し、自分の頭で咀嚼して、心に刻み込めば道標みたいになるのかもしれない。
一方で、「菜根譚...続きを読むPosted by ブクログ -
簡単に読み終えることができるが一つ一つの内容を味わい理解したとは言い難い。日々の思考、行動の指針となるよう繰り返し熟読したい。Posted by ブクログ
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論語、老子の思想の妥協点を、著者の現実的な感性に従って選択し、分かりやすい言葉で提示されているように感じた。
言うまでもなく名著。
しかし、講談社で出版された本では、原文も注釈も付いている為、個人的にはこちらを推す。
時間のない人、さっと読める本を求めている人はこちらの方がいいかと思う。Posted by ブクログ -
現代でも読み継がれるだけあり内容としては過不足ない。
人としての生き方を説き、単なる善人でもはたまた悪人でもなく中庸であることを目指すべきなのかと受け止めた。
ただ、エッセンシャル版よりも詳しいが特にこの本ではなくても良いかと思った。Posted by ブクログ -
中国明代の本というが現代の生きる指針としても十分通用する。
QOLを高めるための方法論的なところで、綺麗事だけかと思いきや、清濁合わせ飲む・最初に厳しくし次第に緩めるなど強かさも含まれる。
手元に置いて度々見返したい。Posted by ブクログ -
400年ほど前、明の洪自誠が「儒教・仏教・道教」を学んで書いた、心の持ち方に関するアドバイス。世の中はプラスマイナスゼロなので、頑張りすぎないこと、名声を追い求めないことなど、現代社会で疲れた心を癒してくれるメッセージ。でも人間って頑張っちゃうんだよね〜。無理のない範囲で頑張りましょう。Posted by ブクログ