夢月なぞるのレビュー一覧

ダークな乙女ゲーム世界で命を狙われてます

夢月なぞる / 弥南せいら

死亡分岐のある乙女ゲームのモブに転生したことに気付いた多岐環は、死亡フラグ回避に努力するが…。
ヒロイン役の聖利音に不自然に感じるほど接触されるのに、環が拒否しきれないのがまだるっこしい。なぜ、「関わらないでと」利音に言わないのか？今後、納得できる理由が提示されないと、本気で死亡フラグ回避したいの？と考えてしまう。

ダークな乙女ゲーム世界で命を狙われてます５

夢月なぞる / 八美☆わん

結構怒涛の展開で、環は翻弄され続ける。環にとって、ゲームの世界であっても、自分たちは生身で現実の世界を生きていると思っていたら、ゲームのプレーヤーという女神や神様が現れて、あれあれという感じになる。しかし、そこからぐるりと一回転して、環は転生者ではなく、現実の人生を生きるものとして、大団円を迎える。吸血鬼がいる世界だけれども。でも、いったい吸血鬼って、どんな役割するの？

ダークな乙女ゲーム世界で命を狙われてます４

夢月なぞる / 八美☆わん

最弱の吸血鬼紅原円の過去の因縁に巻き込まれて、環は右往左往する。学園でのパッシングや文化祭の様子も語られる。まあ、恋愛模様の要素が濃くなってきた。意外としたたかで純情な環の心情を追っていくのが面白い。

ダークな乙女ゲーム世界で命を狙われてます２

夢月なぞる / 弥南せいら

地元に里帰りした環。幼馴染や思いがけず絡んでくる紅原円との関わり合いが、なんか普通の小説のような心のさや当てのようで面白いが、後半一気に吸血鬼やら謎の誘拐犯やら神様ぽいやつが出てきて、分けのわからない展開になる。それもまた面白い。弱そうに見えて、意外と環は気持ちは強いぞ。

ダークな乙女ゲーム世界で命を狙われてます

夢月なぞる / 弥南せいら

吸血鬼たちがいる学園を舞台にした乙女ゲームに転生したことに気づいた環は、モブのまま死亡してしまうことを避けるために関係者から遠ざかるように奮闘するが、思いもかけない方に事態は進んでいく。一人だけ貧乏奨学生である環のいろいろな複雑で揺れ動く思いが描かれていて、意外とシリアスでハラハラさせてくれる。