枝野幸男のレビュー一覧

  • 枝野ビジョン 支え合う日本

    Posted by ブクログ

    選挙に備えて、野党党首の人となりや考えを知りたいところだったので、たいへん参考になりました。
    ワイドショーで何もしない野党と揶揄していた出演者の話を聞いたことがあったが、知ろうとしていないだけだと感じたので、とりあえず読んでから話せって思います。

    本の中では自分たちの理念を明確にし、現在の問題点を洗い、どう過去の経験を生かし、理念をもとにどういう社会を築いていくかが筋道立てて書かれていたので、どうしてその青写真を描いたかがハッキリしていました。

    個人的には考えに共感しましたし、おおよそ冷静かつ的確に状況を判断して、自分の現在地を俯瞰で捉え、過去の失敗を取り戻す気概と余地に溢れていると感じま

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    2021年09月20日
  • 枝野ビジョン 支え合う日本

    Posted by ブクログ

    面倒な内容である。
    でも、今読むべき本でも有る。
    さらに言うなら、今、私たちが生きている国の状況を整理している本だ。
    コロナ禍で、混乱しているこの国の現状と、コレから目指すべき方向の一つを提示している。
    分かっていない事も多いこの社会だ。
    こうして、整理された意見を読んでみることは重要だ。
    是非、一読されることをお勧めする。

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    2021年06月17日
  • 枝野ビジョン 支え合う日本

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    立憲民主党の枝野幸男代表が、「総理になる準備ができた」として、2021年4月に出版したビジョンである。
    枝野氏がこれまでに述べてきたことで、立憲民主党の代表という立場からも想像の範囲内の内容だが、感じた点をいくつか挙げると以下である。
    私は、基本的に政権交代が起こり得る二大政党制が健全であると考えている。米国でも英国でも、新自由主義的な政策で空前の好景気に沸いた1980年代の保守系政権(レーガンとサッチャー)の後も政権交代を繰り返し、緊張感をもって一定の代謝が行われている。一方、日本では、二度ほど自民党以外の政権ができたものの、政権交代が定着化しているとは言い難い。なぜ日本で二大政党制が根付か

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    2021年09月03日
  • 枝野ビジョン 支え合う日本

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    「保守本流」を自称する立憲民主党の代表が、その真意と、目指す社会の未来像を提示している。現総理の菅氏が口にする「自助」を強いる社会に未来は無い!

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    2021年06月09日
  • 枝野ビジョン 支え合う日本

    Posted by ブクログ

     立憲民主党が今度の総選挙で政権交代の選択肢になり得るのかという判断をする為に読むべき本である。枝野ビジョンという割には、情勢について一般的に語る部分が多すぎるような気がする。
     もっと自らが主張する政策を全面に出して、その根拠としてのデータを具体的に示せないものか?と感じたものの、枝野ビジョンはよく理解できました。
     この国を新自由主義の方向でこれ以上進めても、国民は疲弊し、国力も強くならないだろう。やはりこれからは、今までのGDP成長頼み、市場原理の追求では日本の夢を描けないのは事実である。必要な公的な給付をしっかり行う為に何をすべきかということがメインテーマなのである。
     少し退屈な部分

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    2021年05月26日
  • 叩かれても言わねばならないこと。 「脱近代化」と「負の再分配」

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    震災時に官房長官として処理に当たった枝野氏の著書。

    党よりも、個人としての目指す方向性がきちんと主張されていて、好感が持てた。
    ただ、本書の重要なテーマでもある「脱近代化」の意味合いがやや薄い気がした。

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    2012年12月24日