藤田耕司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
管理職というポジションは「人を動かす」ことが重要な業務の一つだと思う。
どうしたらチームをまとめて目標を達成できるか。どうしたら部下が率先的に動いて成果をだしてくれるか。この本を読んで「なるほど」と思うところがたくさんあった。
部下に何かを伝えるとき「何を言うか」ではなく「誰が言うか」の方が遥かに影響力があることがわかった。その影響力はどこからくるのか...それは信頼の有無。人は信頼できない相手から言われた言葉には聞く耳をもたないもの。信頼を得ているとその言葉に力が宿る。言葉に力を宿すもの、それが信頼だということなのだ。
これからも迷ったら何度も読み返したい一冊だった。 -
Posted by ブクログ
予想していたよりも相当良かった。
まず、読みやすいし、わかりやすい。かといって内容が物足りないわけでもない。
心理学というなかなかにつかみどころのないタイトルから学問的だったり、精神論的なことが書かれているのかと思ったが、すごく論理的で腹に落ちた。
人には性質というものがあり、その性質というものを意識せずに何かをしてもなかなかうまくいかない。逆にその性質というものを意識することによって人を動かし、導きやすくなるのはたしかかと。
人の心の性質を知り、人と信頼関係のあるコミュニケーションを取ろうとすることが円滑な経営や人間関係をつくるのだとあらためて思った。
「人を動かす」をわかりやすくまとめたよ -
Posted by ブクログ
四年前にこの本を知ったときにすぐ読んでたらどうなってたかな?まぁ俺のことだからどうもなってないだろうな…
思えば狭山の事務所から始まって江戸川橋の事務所にいた頃は、経営参謀なんて大それたこと考えられなかったけど、なんとかお客様に喜んでもらって、予想を超える成果を出して驚いてもらって紹介をもらいたいな、どうにかしてって気持ちはすごく強く持っていたのを思い出す。そしてその頃は今の自分の姿は、まぁ、想像はできたけど、想像はしてなかったなと。
今の自分にできるのは、今の立場で、どれだけのお客様の役に立てるか毎日毎時間、模索して模索して、これが答えなのかなというものを一つでも見つけられるよう生きることだ -
Posted by ブクログ
これからのIT、DX、AIの時代に向けて、士業がどのような戦略を取るべきかの本。
自動化されやすい業務を徹底して効率化し、生まれた時間でコンサル業務を行う、というもの。
コンサルの手法自体も、7割コーチング、3割マーケティングという印象。
現状成功している会社に対して、「御社の次のステージは?」という問いは非常に良い。学んできたコンサルに近い手法を使っていると感じた。
↓メモ
日本の経営者の平均年齢は 61・7歳 高齢
★「自動化されやすい業務」は効率化と低コスト化を行い、相場が下がっても利益が出せる体制を作る
「自動化されやすい業務」の効率化によって生まれた時間を「自動化されにくい -
Posted by ブクログ
ネタバレ前半は、社会の流れから考えられることをシンプルに整理している。後半は、著者の経験と考えを元に、士業へのアドバイスをしている。
士業未経験者からすると、面白かったのは以下の項目。
・今の仕事のためだけでなく、未来の仕事のための活動をすること(ライスワークとライフワークを分けるとも共通の考え方)。未来のことをやり続けるために、勉強会をやり続ける。←これはいいと思った。やはり信頼できる仲間内で、自分のアップデートを表現し続け、周囲からアップデートをもらうことは大切だと思う。
・理由は人の行動に大きな影響を与える。
改めて、自分が忘れかけていたこと。お願いするときは、その背景・理由をしっかり説明し -
Posted by ブクログ
人手不足が叫ばれる昨今、待遇引き上げによる採用合戦や労働力不足による倒産が増えているが、それらの貴重な人材を留めるための離職原因の分析と対策が述べられている。
本書では離職に繋がる心理を4つ(生存欲求/関係欲求/成長欲求/公欲)に分け、9種の部下タイプごとに対策が解説されている。内容は具体的で詳細なので現場管理職におすすめ。
一方、この手の本はマネジメントやメンバーに変化を求めず、現状は「所与の条件」として中間管理職に負担を強いる事柄のように感じる。「あなたが動けば周りは変わる」的なポジティブな話はそうなのだが、会社の活動は上司と部下の1対1で行われる時代ではないのだから、もう少し広い視野や高 -
Posted by ブクログ
・生意気でむかつく部下のことを、先生であるととらえる(私を成長させる存在)
・仕事が遅い部下に対して「君は周りと比べるな。昨日の自分より少しでも成長することだけを考えなさい」
・飲み会、ランチ会の開催
・人は未来に希望を見出すと気力が湧き、未来に絶望すると気力を失う
・ビジョンにやさはワクワク感と安心感が必要。成長できそうな予感。
・評価基準を明確に示す=努力の方向性を見出すことができる
・職務特性モデル(モチベーションに影響)
①技能多様性 複数のスキルが求められる
②フィードバック 手応えや承認
③タスク重要性 仕事の意義
④タスク完結性 最初から終わりまで
⑤自律性 自分の