小生の学生時代からの友人の山友達が筆者。本業は証券アナリスト(京大理学部卒)。
読み始めの部分だけ紹介してみたい。古代の日本人は今の1年を2年としてカウントしてゐた。(春秋二倍歴)
つまり、例へば神武天皇は127歳で崩御されたが、実は1/2の63歳で崩御されたと言ふ事である。
拠つて、日本の建国は紀元前660年ではなく、紀元前37年との事。
筆者は此の原理で日本書紀を読み直せば、大変リアリティのある史書となると言ふ。
同じ理系とは言へ、以前読んだ苫米地英人氏の「明治維新という名の洗脳」とは大違ひで、理路整然とした書きぶりである。