今使われている言葉から社会の様子が浮かび上がってくる。気になるのが中国ではやっている言葉だ。一体どんな言葉が使われているのか。好奇心から手にとって見た。
裸婚(ルオフン) 式を挙げたり、旅行をしない地味な結婚生活を指す。シロガネーゼの反対の住人のカネガネーゼの住人にとって愛さえあれば言いという
...続きを読む便利なフレーズで説得して結婚生活を送れる人にはちょうどいい。後、脱いでも私すごいんですという人にもいいかもしれない。
人造美女(レンザオメイニイ) 整形手術をしてリニューアルした美女のこと。整形した偽美人のビフォーアフターがどんなものか気になるところだ。あんまりいじりまくるとマイケル・ジャクソンみたいになってしまう。人工ものも考えものだ。天然モノのほうがいいなあ。
楼歪歪(ロウワイワイ) 手抜き工事による欠陥建築をさす。15日間で完成した高層ビルをニュースで見た。墨俣城を一日で完成させた豊臣秀吉顔負けだな。賄賂という名の中間マージンなしで、きちんとした建築資材と人件費とをかけて作ったのか気がかりだ。行ってみたはいいが、崩れてそのまま別世界にご招待ではいやだ。このようなすさまじい驚きを表したいときは、「雷人(ライレン)」といえば言いそうだ。分かりやすい表現だな。
空中教室(コンジョンジャオシー) これは宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」にある教室のことではなく、テレビ、ラジオやインターネットで受ける通信教育のことを言う。手軽に受講できて便利だな。日本だと受験予備校でサテライン儒教なんていうのがある。東京の本校の人気講師の授業を全国の系列予備校や契約している高校に配信する衛星授業。
熬点(アオディエン) 何のことかと思ったらあのおでんのことだった。今、中国にはファミリーマートやローソンなどの日本のコンビニエンスストアが進出していて、おでんも売られていて中国人にも人気がある。発音が似ているのと、「熬」の意味がゆっくり煮詰めることを意味してちょうど良かった。ちなみに「点」はおやつや軽食を指すと書かれている。
2012年もどんな面白い言葉が生まれるのか楽しみだ。語学好きにはたまらない