たむらあやこのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
凄まじいの一言
この漫画でギランバレーの存在を知りました。買って良かった。我が身に置き換えて、その凄絶な痛みを想像すると気が遠くなりました。
表紙および各話扉は著名画家らの陰惨な名画、たとえばゲルニカや我が子を喰らうサトゥルヌスのパロディ。表紙は歌川国芳かな?その絵の中に毎回主人公がちょこんと混じり、苛まれています。
本編はギャグテイストで進められていますが、これを忠実に大真面目に書かれていたら、ページを繰るのもつらいかもしれません…。著者のユーモアのお陰で読みきることができました。
モアイに載っていた発売記念番外編のように、シャレにならなくて書けないエピソードがたくさんあったと思うのですが、それを -
Posted by ブクログ
これは・・・・・・濃い、としか言えん
表紙から、中身が濃厚なのは察しがついてたけど、正直、予想の精度が甘かったと言わざるを得ない
私個人の印象だが、予想していた濃度の5倍はあった
ただ、胸やけや胃もたれこそ起こしそうになるけど、一読の価値はある
質そのもので言えば、『女の友情と筋肉』、『ダンベル何キロ持てる?』や『マッチョグルメ』に劣っていない
とことん、筋肉の素晴らしさと筋トレの必要性について、熱く語っている
暑苦しい事この上ないけど、鍛え方を分かりやすく、漫画で説明してくれるので、実際にやってみる事もできる
表紙を飾っている社長の圧に、ある程度まで慣れれば、彼の理論に納得できるようになる
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Posted by ブクログ
ネタバレ私は理学療法士として働き、年に何回かギラン・バレー症候群と診断された患者さんのリハビリを担当することがありますが、こんなにも重症な方は見たことがありません。
そんなに気分悪くなるの?そんなに痛いの?そんなに回復が遅いの!?と、私が知っているギラン・バレー症候群とは違う病気ではないのかと思うくらい、大変な症状で驚きました。
しかし作者は絵を描くという大好きなことを諦めず、病気に立ち向かい、周りへの感謝の気持ちを持ちながら前向きに頑張っており、応援したくなるお話でした。
彼女が言うように、私も周りの人に感謝しながら、毎日を丁寧に生きていこうと思いました。 -
Posted by ブクログ
タイトル、カバーを見て分かる通り、難病闘病エッセイ漫画。「絵を描けるだけですごい!」「~できるだけですごい!」という事柄が山ほど出てきます。中途半端な哀れみや同情など吹き飛ばして読み手の覚悟まで問われた気がしました。だって、病気って誰にでも、誰の周りにも起こるから。
そして、病気を抱える本人がその状態や思いを公にするって大切なんだと改めて思います。医者や看護師、医療スタッフ、家族、親族も立場が違えば見方も異なる。たとえ完治することがないと言われている病気でも生活の質を上げていくために何ができるのか。情報が増えれば考えられることも増えていくのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
かの有名な「筋トレ社長」Testosteroneさんの著書を漫画化した本。
「筋肉がこの世の99%の問題を解決する」を持論とする著者。
私Twitterでもフォローしてるんですが、ユーモアをまじえながらひたすらに「筋トレ最高!」と布教している人です。
トレーニング本ではないですよ。
自己啓発本とか、人生指南本とかのジャンル。
私はこの本、自分に自信を持てなくなっている子に読んでもらいたいなと。
正直、Testosteroneさんの著書で一番オススメしたいのは『筋トレが最強のソリューションである』なんです。
こころに響く名言も多いし、文字も大きくて読みやす -
ネタバレ 購入済み
ギランバレー
「ふんばれがんばれギランバレー」と被ってる内容もあるけれど、これお母さんもなかなかの人だなぁ。
理学療法士でもよかっただろうに…学費の問題なのか?
准看じゃたいして稼げないけどその辺もわかってなさそうだし。
進路指導とちゃんと相談とかしたのかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ突如として、難病になった人のエッセイ漫画。
普通に働いていたと思ったら、体調不良。
あれよあれよというまに、病人に。
こうならないよう気を付けよう、という問題ではなく
診察したら、驚きの難病!
漫画もびっくり☆ の展開ですが、なった本人は
びっくりしている暇もなく、痛みにのた打ち回り。
先生が早期に当ててくれたから
まだ良かったのかも知れません。
長い病院生活、そしてそれを見て泣き続ける父親。
確かに、母親親戚が思う通り、父親のせいでは? と
思ってしまうような、作者の過去でしたが。
一番心にぐさっと来たのは、退院が出来て
別の病院に移って、家で生活していて…の
体調崩して再び入院した時