立川吉笑のレビュー一覧

  • 現在落語論

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    うわあ。と思っている。

    知的好奇心も、ロジックを辿る面白さも、落語の愉快さも、議論の議題としての興味も、落語というものに対しての憧れの気持ちも、単純な疑問も、全てを網羅し、満たしてくれる著書であった。本当に面白い!
    私はいつも本を読むとき付箋を貼りながら読むのだけど、1枚も付箋がつかなかった。付けるのを忘れてた。そのくらい、引き込まれて読んだ。

    先日の渋谷らくごで、初めて吉笑さんを知り、初めて聞いた。
    立川流は好きだけど、吉笑さんを全然知らなかったので、どんなかなーと思って聞いた。すると、「なんじゃこりゃ!」だった。衝撃!おもしろい!

    あまり新作落語は好きでないが(志の輔師匠とか上手い人

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    2016年11月20日
  • 現在落語論

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    去年の丁度今頃、談笑の弟子!の会に北海道からわざわざ(本当は9年ぶりに実家に帰省した折)行って吉笑さんの落語を聴いた。ぐるぐるする落語だった。相当頭のいい人なんだなという印象だった。
    その後ラジオでインタビューの後「舌打たず」も聴いた。
    男の話をまともにじっくり聴きたいと思えるのは私には珍しいことだ。
    プロフィールに高卒としか書かれないのは惜しいw
    実際はかなりの進学校の出身で国立の教育大に入っているんだ。
    中退しなきゃ教員免許を持つ落語家ってことでもっと楽に聴きたいと思ってもらえる肩書きがついたのにwww

    そのじっくり聴きたい内容がぎっしり本になっているのでとても面白い。
    ちょっと小難しそ

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    2016年01月05日
  • 現在落語論

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    覚悟は人を覚醒させる。外的な要因からでは人はほとんど変わらない。人生を変える時には内的な要因から自分がどう世界と向かい合うかという覚悟を決めた時に始まるものであるはずだ。

    立川吉笑さんは前座から二つ目にスピード出世というか一年半でなってしまった。その後すぐに家元であった立川談志が亡くなった、立川流自体がどうなるかという流れもあっただろう、その談志師匠が50年前に30歳を手前にして書かれたのが『現代落語論』だ。

    落語家、落語業界や界隈にはバイブルであるその著書を現在にアップデートし野心的にただおもしろいことをするために自らの資質と指向性から落語を選んだ男の決意と心意気、そして未来への展望が書

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    2015年12月22日
  • 現在落語論

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    ネタバレ

    落語立川流の談笑師匠の弟子、現在二つ目の吉笑さんがこれだけの落語論を展開できるのって、すごくない? 立川談志『現代落語論』とセットで、落語ファンにお勧め。

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    2015年12月21日
  • 現在落語論

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    (2017年12月時点の感想です)

    吉笑さん、最初に見たのは現代舞台の新作で、そういう感じなのかなと思いつつ、この本を書いているということで気になっていて、先日も見に行ったら、入りは古典で実は違うという「舌打たず」。

    そしてこの本を読むと、舌打たずもほぼ全面的に解説されていて、擬古典が主戦場だと知りました。

    キーワードを挙げると
    ・落語ならではの表現、強み
    ・何を伝えたいのか
    ・シャブ浜改
    ・伏線回収

    今たまたま録画でM-1を見ていましたが、吉笑さんのスタンスに一番近いのは和牛でしょうね。
    1本目の伏線回収は美しいですし、メッセージも含んでいますね。

    そうですよ。ただ笑わせるだけでは

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    2025年02月16日
  • 現在落語論

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    立川吉笑さんの落語への芯の強さが伝わってくる一冊でした。
    先日、独演会で高座を聴きましたが、最高に面白かった。師匠の立川談笑師匠の影響や擬古典手法をこの本で読んで、更に立川吉笑の落語を聴きたくなりました!

    立川吉笑さん、ありがとう!

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    2023年12月03日
  • 現在落語論

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    立川吉笑さんの落語についての考えがわかりやすく伝わってくる。落語についての分析はおもしろく、また吉笑さんがやりたいと考えることにも興味が持てる。立川談志さんの落語のDNAがちゃんと受け継がれているのだと感じた。

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    2022年10月31日
  • 現在落語論

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    古典芸能だと思い込んでいた落語が、そもそもは大衆性を(むしろ大きく)含むものだと気づかされた。数あるお笑いの表現方法の中で、なぜ落語を選ぶのか、落語だからこそできることは何なのかを自身で問いかけ、考えた結果をわかりやすく示している。予習してから行くのではなく、今この同じ時代の空気を吸っている落語家が語る落語を聞いてみたくなった。

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    2016年03月27日
  • 現在落語論

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    立川談笑の一番弟子の本。
    落語ファンの私、落語家の入門シーンは大好きです。
    この本も描かれている入門シーンは素晴らしい!青春群像です。
    あとは、私も大好きな志の輔への愛溢れた評論が良い。

    落語界が抱えるリスク、とやらについては余りピンときませんでしたが。

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    2016年02月12日
  • 現在落語論

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    まだ二つ目の落語家 立川吉笑が書いた今の落語の状況
    殆どの落語家の書いた本が日常雑記にすぎないのに比べて出色の出来
    後は、この人が偉くなれば、立川談志の現代落語論と比べられるようになるかもしれない。

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    2019年05月21日
  • 現在落語論

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    演芸としての落語が、たとえば漫談とどう違うのか。「下半身の省略」という視点は面白かった。伝統芸能としての落語と、現在に通じる落語というはざまで、注目の若手噺家がどのような工夫しているのかという実践例として興味深い。

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    2017年05月07日
  • 現在落語論

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    面白いし吉笑さんの落語を確認したくなったが、落語家の落語評論は談志師匠と比較されてしまうのが厳しいところ。何を読んでも業の肯定、江戸の風などのパンチラインを作り出した立川談志の凄さを思い出してしまう。

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    2016年09月05日