杉山文野のレビュー一覧

  • 元女子高生、パパになる

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    僕は誰よりも”普通”でありたかった
    という心の叫び。みんなと違うから認められない。
    そんな社会の中を苦戦しながら生きていく人に対して、手助けとなる本であると思った。
    それと同時に自分がいかに、LGBTについて無知だったのかということを思い知る。正しい知識を持たないことは、無自覚に人を傷つける可能性を秘めていて、怖いなと感じた。
    読んでいて、苦しいなと思う場面もあったが、尊敬することも多くあった。こうありたい。を応援できる人に。自分もそういう人でありたいと思う。

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    2022年01月30日
  • ヒゲとナプキン

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    みんな読め!!シリーズ。
    トランスジェンダーのこと知りたい人、興味ある人はぜひ読んで欲しい。
    杉山文野さんの「エンタメの力を借りるしかない」と臨んだこの企画を無駄にしてはいけないと思うし、また当事者問題を分かりやすく小説として乙武さんが書き上げたこの物語は、もっともっと広がっていく力を持っていると感じます。
    他者の尊重はまず知るところから。

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    2021年12月25日
  • 元女子高生、パパになる

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    自分がそうやったように、当事者に出会って初めてほんとにおるんやーって、世の中他人事で知識ないひとが多いと思う。知らんと理解もむずかしいのは無理ないとおもうし、やけんって知る機会がないのも現状で。色んな人がいて当たり前って、普通も特別もないんやって思える世界になってほしいし、おなじLGBTQでもひとりひとり違うわけやし、性的指向とか国籍とか年齢とかそんなの通り越してちゃんとその人自身と向き合ってその人自身を見れる人でありたいしそう思う人が増えてほしい。
    自分も含めどこかで分かってない部分とか乏しい部分がまだまだあるし、なにより無知がいちばんこわいなっておもう。

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    2021年10月29日
  • 3人で親になってみた

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    文野さんの問題が起きた時の対処力、そして、彼女の柔軟性で、新しい家族の形を作る事ができたと思う。ゴンちゃんも愛されキャラですてきと思った。ときどきじゃなくて、もっと!もっと! この家族のこれからをずっと追っていきたいと思った。

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    2021年07月12日
  • 元女子高生、パパになる

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    性同一性障害の著者が、様々な困難を乗り越え、パートナーとの間に子供を得るまでを描いた自伝(?)。なんとなくおもしろそうだなという興味本位で借りたが、文章もうまいし、なによりLGBTQ(著者は性同一性障害だがT=トランスジェンダーになるらしい)というまったく知らない世界を垣間見ることができてよかった。ぼくが生きてきた時代は技術も社会も急速に変化し、少数派の人達も声を上げられるようになったと思っていたが、全然認識が甘かったことを痛感した。

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    2021年03月02日
  • 元女子高生、パパになる

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    自分の周りにはいない
    のではなく
    隠れているだけかも、、、。
    カミングアウトを受け入れることはもちろん
    カミングアウトしやすい環境づくりも大切。

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    2021年02月23日
  • ヒゲとナプキン

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    イツキとサトカの物語。
    登場人物の名前がことごとくカタカナなのが最初はすごく苦手だったけど、入院している友人のお見舞いに行くシーンで、それまで出てこなかった友人の漢字フルネームがあっさり出てきて、不思議と苦手意識が消えた。
    そしてあとがきを最後まで読むと完全に氷解。
    性差や血縁、法律に至るまで、望むと望むまいと私たちをかたちづくるものは自分の有り様とは別に山ほどあって、名前はその最たるものなのかもね。
    だからこそ、名前をみんなカタカナにしたのかな。

    まあ、サトカの両親は漢字で出てくるんですが、そこは演出上の都合かな笑

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    2020年11月30日
  • ヒゲとナプキン

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    愛する人と「家族になれる人」と「家族になれない人」、日本には2種類の人間が存在するんだと、今更ながら気が付きました。LGBTQという言葉は認知されてきて、自分も知った気でいましたが、彼らの気持ちや生活環境を全然理解していなかったのだと、痛感しました。

    罪を犯さず、真面目に生活をしている同じ人間なら、待遇に差があってはいけないですよね…。
    例えば、戸籍上性別が異なる者同士は婚姻関係を結ぶことができるので、会社から配偶者手当や、子供がいれば子供手当といった待遇を受けることができます。でも、戸籍上同性の者同士は婚姻関係を結ぶことができないから、そう

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    2020年11月07日
  • ダブルハッピネス

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    本屋で在庫切れで、買えなくて諦めていたら文庫で登場したので嬉しかったです。もともとセクシャルマイノリティには興味津々の私。内容は普通の社会でのセクシャルマイノリティの生き辛さが読んでいて伝わってきました。

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    2012年05月15日
  • ヒゲとナプキン

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    LGBTQの問題は根深くて難しいということを改めて感じた一冊だった。
    (この本の主人公の一例になってしまうが、)FtMの悩みを知ることができて良かったと思う。文体も読みやすく、1時間程で読み終わった。
    愛する人同士で結婚できる社会が良いということは前提に、海外等で起こっている事件などを考えるとLGBTQが普遍的になっていくのは当分先の話なのかなと思った。ただ、このような考えに至るのは私が身体的にも精神的にも女性だからなのかもしれない。難しい。

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    2024年04月06日
  • 元女子高生、パパになる

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    ネタバレ

    「第三者として僕のような性的少数者を応援することができていても、身内に特別な関わりを持つとなると、世間の目というものもあって、そう簡単に許容することができない」

    それが厳しい現実なのだと知りました。

    文野さんの毎日はとてもハードで、大変そうだと感じましたが、LGBTQの方々への理解が深まるよう、活動を続けていってほしいなと思いました。

    私もアンテナを張って、情報をキャッチして、偏見を取り払い、理解を深めていきたいと思いました。

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    2023年09月08日
  • 元女子高生、パパになる

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    元女子フミノさんが、彼女と出会ったり、大切な仲間と出会ったりするお話
    彼の人生を少し知ることができる

    多様性を全て理解することはすごく難しい
    でも、少しでも知っていることで、力になれることもあるんじゃないかと思った

    LGBTQとか関係なく、彼の飲食店時代の働き方があまりにもキツくてびっくりしてしまった…

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    2023年05月25日
  • 3人で親になってみた

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     家族って何なのか。
     素直な気持ちが綴られていたのが、読んでいて心地よかった。
     健やかなときだけでなく、病めるときにも乗り越えていける力を感じた。

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    2023年01月07日
  • 3人で親になってみた

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    2022.06.11

    ハートネットTVでは、この作中のあるちゃんが保育園に入園が決まってゴンちゃんが朝送りに行くところが取材されていたと思う。
    そのドキュメンタリーの中で3人のギクシャクしたところが取材されていて、ママがゴンちゃんへの接し方がわからない…みたいなことを言っていたシーンが印象に残っていた。
    その続き?がこの本で読めてなんだかスッキリしました。
    2人目も生まれていたんですね。
    また、この家族のドキュメンタリーが見たいです。
    続編が出たらまた読みます。

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    2022年06月11日
  • 3人で親になってみた

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    ネットで彼らのことを知った。
    トランスジェンダーで戸籍上は女性だけど、体も心も男性なパパ杉山さん、パートナーのママ(男性とのお付き合い経験ありで、たまたま好きになって一緒にいたいと思ったのが杉山さん。本人はLGBTQではない)、ゲイの精子提供者であるゴンちゃんが子どもを持ち、育てていく。
    少し前だと、LGBTQの方々は日本で自分たちの子どもを持つことは断念せざるを得なかったかもしれないが、今、やっと様々な選択肢があり、社会もそれを受け入れつつあるのは、非常にいい転換だと思う。家族はもちろん血縁関係だけではない。
    一緒に暮らしている夫婦でも難しいのに、別居の3人での子育ては意思疎通も家事育児分担

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    2022年03月28日
  • 3人で親になってみた

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    著者である杉山文野さんはトランスジェンダーでフェンシング元女子日本代表なんだそうです。文野さんの前著である『元女子高生、パパになる』が紹介されている記事を読んで「どういうこと?」と興味を持ち、読みたいなぁと思いつつ、本屋でも何度も手に取り棚へ戻しを繰り返しているうちに、なんと新作となるこの本が発売されてました。やっぱり気になり結局新作のこちらを購入。

    サブタイトルはママとパパ、ときどきゴンちゃん…パパであるトランスジェンダーの文野さんと、文野さんのパートナーであるママ。お二人は子どもを持ちたいと希望し、文野さんの親友でありゲイのゴンちゃんから精子提供を受け、体外受精によって二人のお子さんを授

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    2021年08月12日
  • 元女子高生、パパになる

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    やっぱりまだまだ生きにくい、中々周囲に受け入れてもらえず、多大な労力を要する世の中なのだなぁと、知る。トランスジェンダーか否かに拘わらず、多様性を受け入れ誰もが生きやすい日本となりますように

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    2021年07月11日
  • 3人で親になってみた

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    両家のジジババさんたちも

    積極的に支援してくれてるからは

    思ったよりは ゴンちゃんの

    関りが少ないのが残念だけど

    (ほんまに ときどき だった)



    赤ちゃんの時の物理的な

    手間暇もさることながら

    これから先も

    人間を一人育てるのに

    親の手が多くて困ることはない

    6本でも 12本でも

    どーんと 増えたらいいな

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    2021年06月28日
  • ヒゲとナプキン

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    杉山文野さんをモデルにした
    元「女子」の彼の物語

    親子、社会との関わりの中で
    自分が本当の自分でいられることって
    ただでさえ難しいのに

    私も子どもの頃
    赤いランドセルとかぴらぴらスカートとかが嫌いだったから
    みんな一律赤とかケッて思ってた

    なんの迷惑もかからないんだから
    選べるようにすればいいじゃんね〜
    ただそれだけのことだと思うけどね〜

    この物語は
    乙武氏があとがきで書いてるように
    完全なるフィクションではなさそうなので
    せっかくならもうインタビューとかいろんなの入れて
    ノンフィクションでも良かったのになと思う
    それだと手に取る人が少ないのかな

    女子でいるのも男子でいるのも大変

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    2021年04月14日
  • ヒゲとナプキン

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    トランスジェンダーの杉山さん経験を元にされた"小説"で、エッセイ寄りの内容を期待していた私としては期待外れではありました。三人称で書かれているので、感情移入がしづらく、登場人物も個性的ではありますが基本善人ぞろいで現実味に欠けます。なんていうか、小説だなぁという印象。ただ、性を変える大変さと理不尽さを知ることができ、そこは素直に読んで良かったと思いました。
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    あとがきに20年前の著書のことは書いても、その後の不貞については一切なーんにもないんですよね。障がい者の課題に目を向けてこなかったことが反省ではなく、その後の考えなしの行動で色んな人を裏切ったことの方を反省された方

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    2021年02月28日