杉山文野のレビュー一覧

  • 元女子高生、パパになる
    自分がそうやったように、当事者に出会って初めてほんとにおるんやーって、世の中他人事で知識ないひとが多いと思う。知らんと理解もむずかしいのは無理ないとおもうし、やけんって知る機会がないのも現状で。色んな人がいて当たり前って、普通も特別もないんやって思える世界になってほしいし、おなじLGBTQでもひとり...続きを読む
  • 3人で親になってみた
    文野さんの問題が起きた時の対処力、そして、彼女の柔軟性で、新しい家族の形を作る事ができたと思う。ゴンちゃんも愛されキャラですてきと思った。ときどきじゃなくて、もっと!もっと! この家族のこれからをずっと追っていきたいと思った。
  • 元女子高生、パパになる
    性同一性障害の著者が、様々な困難を乗り越え、パートナーとの間に子供を得るまでを描いた自伝(?)。なんとなくおもしろそうだなという興味本位で借りたが、文章もうまいし、なによりLGBTQ(著者は性同一性障害だがT=トランスジェンダーになるらしい)というまったく知らない世界を垣間見ることができてよかった。...続きを読む
  • 元女子高生、パパになる
    自分の周りにはいない
    のではなく
    隠れているだけかも、、、。
    カミングアウトを受け入れることはもちろん
    カミングアウトしやすい環境づくりも大切。
  • ヒゲとナプキン
    イツキとサトカの物語。
    登場人物の名前がことごとくカタカナなのが最初はすごく苦手だったけど、入院している友人のお見舞いに行くシーンで、それまで出てこなかった友人の漢字フルネームがあっさり出てきて、不思議と苦手意識が消えた。
    そしてあとがきを最後まで読むと完全に氷解。
    性差や血縁、法律に至るまで、望む...続きを読む
  • ヒゲとナプキン
    愛する人と「家族になれる人」と「家族になれない人」、日本には2種類の人間が存在するんだと、今更ながら気が付きました。LGBTQという言葉は認知されてきて、自分も知った気でいましたが、彼らの気持ちや生活環境を全然理解していなかったのだと、痛感しました。

    罪を犯さず、真面目に生活をして...続きを読む
  • ダブルハッピネス
    本屋で在庫切れで、買えなくて諦めていたら文庫で登場したので嬉しかったです。もともとセクシャルマイノリティには興味津々の私。内容は普通の社会でのセクシャルマイノリティの生き辛さが読んでいて伝わってきました。
  • ヒゲとナプキン
    LGBTQの問題は根深くて難しいということを改めて感じた一冊だった。
    (この本の主人公の一例になってしまうが、)FtMの悩みを知ることができて良かったと思う。文体も読みやすく、1時間程で読み終わった。
    愛する人同士で結婚できる社会が良いということは前提に、海外等で起こっている事件などを考えるとLGB...続きを読む
  • 元女子高生、パパになる
    「第三者として僕のような性的少数者を応援することができていても、身内に特別な関わりを持つとなると、世間の目というものもあって、そう簡単に許容することができない」

    それが厳しい現実なのだと知りました。

    文野さんの毎日はとてもハードで、大変そうだと感じましたが、LGBTQの方々への理解が深まるよう、...続きを読む
  • 元女子高生、パパになる
    元女子フミノさんが、彼女と出会ったり、大切な仲間と出会ったりするお話
    彼の人生を少し知ることができる

    多様性を全て理解することはすごく難しい
    でも、少しでも知っていることで、力になれることもあるんじゃないかと思った

    LGBTQとか関係なく、彼の飲食店時代の働き方があまりにもキツくてびっくりしてし...続きを読む
  • 3人で親になってみた
     家族って何なのか。
     素直な気持ちが綴られていたのが、読んでいて心地よかった。
     健やかなときだけでなく、病めるときにも乗り越えていける力を感じた。
  • 3人で親になってみた
    2022.06.11

    ハートネットTVでは、この作中のあるちゃんが保育園に入園が決まってゴンちゃんが朝送りに行くところが取材されていたと思う。
    そのドキュメンタリーの中で3人のギクシャクしたところが取材されていて、ママがゴンちゃんへの接し方がわからない…みたいなことを言っていたシーンが印象に残って...続きを読む
  • 3人で親になってみた
    ネットで彼らのことを知った。
    トランスジェンダーで戸籍上は女性だけど、体も心も男性なパパ杉山さん、パートナーのママ(男性とのお付き合い経験ありで、たまたま好きになって一緒にいたいと思ったのが杉山さん。本人はLGBTQではない)、ゲイの精子提供者であるゴンちゃんが子どもを持ち、育てていく。
    少し前だと...続きを読む
  • 3人で親になってみた
    著者である杉山文野さんはトランスジェンダーでフェンシング元女子日本代表なんだそうです。文野さんの前著である『元女子高生、パパになる』が紹介されている記事を読んで「どういうこと?」と興味を持ち、読みたいなぁと思いつつ、本屋でも何度も手に取り棚へ戻しを繰り返しているうちに、なんと新作となるこの本が発売さ...続きを読む
  • 元女子高生、パパになる
    やっぱりまだまだ生きにくい、中々周囲に受け入れてもらえず、多大な労力を要する世の中なのだなぁと、知る。トランスジェンダーか否かに拘わらず、多様性を受け入れ誰もが生きやすい日本となりますように
  • 3人で親になってみた
    両家のジジババさんたちも

    積極的に支援してくれてるからは

    思ったよりは ゴンちゃんの

    関りが少ないのが残念だけど

    (ほんまに ときどき だった)



    赤ちゃんの時の物理的な

    手間暇もさることながら

    これから先も

    人間を一人育てるのに

    親の手が多くて困ることはない

    6本でも 12本...続きを読む
  • ヒゲとナプキン
    杉山文野さんをモデルにした
    元「女子」の彼の物語

    親子、社会との関わりの中で
    自分が本当の自分でいられることって
    ただでさえ難しいのに

    私も子どもの頃
    赤いランドセルとかぴらぴらスカートとかが嫌いだったから
    みんな一律赤とかケッて思ってた

    なんの迷惑もかからないんだから
    選べるようにすればいい...続きを読む
  • ヒゲとナプキン
    トランスジェンダーの杉山さん経験を元にされた"小説"で、エッセイ寄りの内容を期待していた私としては期待外れではありました。三人称で書かれているので、感情移入がしづらく、登場人物も個性的ではありますが基本善人ぞろいで現実味に欠けます。なんていうか、小説だなぁという印象。ただ、性を変える大変さと理不尽さ...続きを読む
  • 元女子高生、パパになる
    色々乗り越えてきた著者。
    そして、ジジババが6人いる子どもはもっと大変な目に会うかもしれません。子どもが親を選べないと思う日があるかもしれません。
    だけど3人の親が仲良しならなんとかなるでしょう。
    自分も少しダイバーシティの理解が深まったような気がしました。
  • 元女子高生、パパになる
    LGBTQの活動をする元女子高生パパ、杉山文野さんのパートナーとの出会いから、子どもを持つまで。
    人はいろいろ、人生もいろいろ。
    娘の彼が元女だったら…
    多様性を受け入れたいけど現実は違うだろなぁ。
    それでも人として否定しない彼女のお母さんはすごい。