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ママ1人、パパ2人?
ややこしいけど愛おしい、かつてないファミリーエッセイ!
トランスジェンダー・フミノと彼女、ゲイのゴンちゃん。
そして、生まれた子どもたち。
――「家族ってなんだろう?」
何が正解かはわからない。でも、やってみないことには始まらない。とにかくやってみる、ダメだったらまた考え直す、僕たち三人の子育てはいつだって手探りだった。(本文より)――
『ダブルハッピネス』『元女子高生、パパになる』で話題の著者、最新エッセイ!
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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Posted by ブクログ
トランスジェンダーの女性でパパとママとごんちゃんの新しい家族の形の奮闘記。
はじめに
第1章 親子って何だろう
親とはいえ他人である
子どもが欲しい
戦友ゴンちゃん
愛するがゆえの猛反対
親になる準備
我が子と言っていいのかな?
第2章 3人で親になってみた
名前に込めきれなかった思い
たかが紙きれ
皆さんにご報告
虐待の疑い?
六人のジジババ
うなくいかない
第3章 子育てってなんだろう
保育園デビュー戦
いつから男の子?女の子?
パパの言い分
「こうあるべき」を超えていこう
第4章 僕たちのファミリー
ふたりめ誕生
かけがえのない時間
呼び名はどうする?
きょうだいとは
家族ができて変わったこと
向き合うことから逃げない
あとがき
トランスジェンダーで女性から男性になり、結婚をし、彼女と家族になり、友人のゴンちゃんから精子提供を受け、子供を授かり、3人で家族になった杉山文野さんたちの奮闘。
生い立ちから、差別や結婚への反対、家族の問題、そして3人で子育てする難しさ、意思疎通の難しさなどが語られている。
とてもよく考えて家族を構成しようとしている3人を尊敬するし、夫婦の在り方だったり、育児の考え方だったり、学ばせてもらうことがあった。
Posted by ブクログ
興味本位と学びのために手にとったが、めちゃくちゃ読みやすくて一気に読んでしまった。また著者がなるべく読みやすくしようと意識しているのも感じた。
本書を読んでまず思ったのが、著者の他者を受け入れる視野の広さが本当に素晴らしいと思ったし、学びになった(マイノリティを受け入れられない人や、非協力的なパートナーなども、相手のバックボーンを具体的に想像すると理解ができる、など)やっぱりマイノリティだからこそ、他者の痛みが分かるし、そのような視点が身についたのだろうなあと思った。
日本ではまだまだ同性カップルの家族には偏見があるかもしれないけど、視野が広い分、下手な親よりよっぽど良い育児ができるのでは?と思った。案の定、お子さんには自分たちの価値観を押し付けないようにしているらしく、親のことを忘れるくらい人生を謳歌してほしい、という言葉には感動した。
精子提供をしてくれた友人のゲイの方と3人で育児をされているそうだが、3人の関係性がギクシャクしたことなども赤裸々に書かれていた。表紙の印象で、勝手にどんな時も前向きに楽しく育児をされてるイメージをしていたが、そりゃ世の中二人の夫婦でも難しいのに、3人であまり前例のない中での子育ては、制度だけではなく関係性としても難しいことは沢山あるだろうなあと思った。
色々と課題に向き合いながらも幸せな日常を送っていると感じさせるあとがきが素晴らしく、思わず涙してしまった。
著者が自分の生まれ育った家庭環境を振り返って比較して考える描写も多く、家族とは何か?についても考えさせられる本。
ちなみに表紙に惹かれて小4の娘も読んでいた。特に子供に読ませたくない描写などはないので、子供でも楽しめると思う(性教育の基礎知識がない場合は、前提の説明が必要かもしれないが)
Posted by ブクログ
ネットで彼らのことを知った。
トランスジェンダーで戸籍上は女性だけど、体も心も男性なパパ杉山さん、パートナーのママ(男性とのお付き合い経験ありで、たまたま好きになって一緒にいたいと思ったのが杉山さん。本人はLGBTQではない)、ゲイの精子提供者であるゴンちゃんが子どもを持ち、育てていく。
少し前だと、LGBTQの方々は日本で自分たちの子どもを持つことは断念せざるを得なかったかもしれないが、今、やっと様々な選択肢があり、社会もそれを受け入れつつあるのは、非常にいい転換だと思う。家族はもちろん血縁関係だけではない。
一緒に暮らしている夫婦でも難しいのに、別居の3人での子育ては意思疎通も家事育児分担も難しく、ストレスが溜まることも多いだろう。それも赤裸々に記載してある。
彼らのアウトプットが世間に及ぼすいい影響は計り知れないなぁ。
Posted by ブクログ
著者である杉山文野さんはトランスジェンダーでフェンシング元女子日本代表なんだそうです。文野さんの前著である『元女子高生、パパになる』が紹介されている記事を読んで「どういうこと?」と興味を持ち、読みたいなぁと思いつつ、本屋でも何度も手に取り棚へ戻しを繰り返しているうちに、なんと新作となるこの本が発売されてました。やっぱり気になり結局新作のこちらを購入。
サブタイトルはママとパパ、ときどきゴンちゃん…パパであるトランスジェンダーの文野さんと、文野さんのパートナーであるママ。お二人は子どもを持ちたいと希望し、文野さんの親友でありゲイのゴンちゃんから精子提供を受け、体外受精によって二人のお子さんを授かったという、ママ1人、パパ2人、ジジババはなんと6人!のファミリーエッセイです。
正直なところ子育てをしていると夫婦二人だけでも意思疎通は難しいですよね。言わなくてもわかるでしょ、言ってくれないとわからない、伝えるの忘れたり、言ってもちゃんと伝わってなかったり、そもそもの価値観が違ったり…などなど。それが3人で親をするとなるとさらに難易度上がりますよね。でもだからこそちゃんと話し合ってコミニュケーションをとって…そういう大切なことが実践できていて素晴らしいです。夫婦でも親子でも、その関係性に甘えずに、きちんとコミニュケーションをとることがやっぱり大切ですよね。
お子さんのことを公表するかどうかはかなり悩まれたようですが「子どもが批判の対象になるのは怖い。しかし、それはいじめられる子どもには何の問題もなく、いじめる社会の側に問題があるわけで、そんな社会を変えるためにも、LGBTQ当事者が親として子育てをしている現実を知ってもらうことが大切なのではないか」(106頁)と考え、公表されたそうです。LGBTQに限らず、障害だったり病気だったり、まずは私たちが「知ること」大事ですよね。
とりあえずうちの娘たちはトランスジェンダーではないようですが、もしも将来同性のパートナーもしくはトランスジェンダーの彼を連れて帰ってきたら?と考えてみました。まだ想像するだけなので実際のところどうなるかはわかりませんが、娘のことを世界で一番愛してくれて世界で一番大切にしてくれる人であるならば、そして娘自身も相手のことを世界で一番大切にしたいと思える人ならば、喜んで受け入れられると思います。
文野さんがパートナーの妊娠中にイメージトレーニングとして漫画『コウノドリ』を読んでいたとのこと。私もかなり前から気になっている漫画…やっぱり読みたいなぁ。
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