田久保英夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ時々、無性に古い小説を読みたくなる。1960年代から70年代にかけての「政治」の時代にイデオロギーから離れて小説を書いた人たちを「内向の世代」と呼ぶそうだ。今は文学史的な仕分けをしなくなったが、20世紀の日本の純文学は戦後派とか第三の新人とか、さまざまに仕分けされた。
村上龍と村上春樹が出てきた時には「青の世代」と名付けようとした人がいたが、あまり定着しなかった。文学史的な位置付けをする人もいなくなってきたせいかもしれない。
元海軍将校の父親と娘、そのパートナーのことを描いた七篇の連作短編。解説を読んでこの作品を評する言葉として「連環小説」という言葉をはじめて知った。