窪田新之助のレビュー一覧

  • 農協の闇
     ページをめくるたびにため息が出る。農協とはここまでダメな組織なのか。
     経済事業ではホームセンターに競合できず。金融事業では組合員に不利な商品や加入の仕方を強制する。それでもノルマを達成できず年数十万円以上の保険料を自己負担して自爆する羽目になる。
     本書の中でも何度も書かれているが、農協は組合員...続きを読む
  • 日本発「ロボットAI農業」の凄い未来 2020年に激変する国土・GDP・生活
    ロボットとIOTとAIにより農業の生産性をあげる。
    農家の離農が進み、農地の大規模化が進んでいる。
    人力のロボットへの代替。
    ドローンによる夜間の害虫駆除。
    IOTにより微妙な色彩を判別し、局所的な農薬散布。
    温度や湿度を測定し、肥料を調整し、美味化。
    ウェアラブとスマホによる、植物の病気の判断。
    ...続きを読む
  • 農協の闇
    業界新聞の元記者が、農協の暗部を暴露。基本的に農協名は実名。その中には私の生活圏の農協もあり衝撃を受けた。農協は信用事業(金融)、共済事業(保険)、経済事業(販売)、営農事業が主な柱だが、経済事業は赤字らしい。そのため信用、共済事業で屋台骨を支えている構造だ。そこに過酷なノルマと、その達成のための不...続きを読む
  • 農協の闇
    仕事柄、農協と言うワードはよく聞くのですが、自分としてはあまりいいイメージがなかった。そこで本書を読んでみたのですが、自分の想像をはるかに越えるくらいに「怖い」「ひどい」話しが満載されていました。完全にお客様(組合員)をバカにしている。「農協さんの言うことなら」とおじいちゃんおばあちゃんは信用する。...続きを読む
  • 人口減少時代の農業と食
    農業のさまざまな問題について書かれてました。
    輸送、輸入品、国産米などについて。

    農業の労働生産性の低さについて
    農家は労働生産性について考えていない
    むしろ逆行してものづくりへの情熱や自負が支配している
    農家の高齢化や人手不足の根本的な原因はここにあるのではないか

    まさにその通りだとおもいまし...続きを読む
  • 農協の闇
    あらためて、協同組合とはなにかを考えさせられた
    農協だけでなく、大規模に展開しようとしている生協なども同じような側面を持つのではないか?

    今回のいくつかの農協事例は、単協によって異なる部分も多くあるのだろうが、
    一部が…だと全体がそのようにみられることも多い。

    地域協同組合にという主張は、うなづ...続きを読む
  • 人口減少時代の農業と食
    もはや農業の効率化は待ったなしとの状況が理解できた。とは言ってもそれほど悲観的に捉える必要はなく、人が減って今までのやり方が合わなくなってきたら自然に進んでいくだろうと思う。
    今ひとつスッキリしないのは、人口減少や高齢化に伴って胃袋ほ確実に小さくなる事を故意に無視していることである。生産年齢人口が減...続きを読む
  • 誰が農業を殺すのか(新潮新書)
    本のタイトルや帯の文言に釣られて購入。
    日本の農業について広がっているいくつかの世間のイメージが、まさにイメージ先行でいかに誤っているか、証拠となるデータやインタビューを基に、丁寧に反証しています。
    確証バイアスもあるかと思いますが、少なくとも数値で示される内容には説得力があり、日本農業の将来は、行...続きを読む
  • 農協の闇
    元日本農業新聞記者でJAに鋭く切り込むジャーナリストである著者が、各地のJA(総合農協)において不正詐取や不正販売、自爆営業がはびこり、JAが真に農家のためのものになっていない実態を豊富な実例を交えて克明に記す。
    身近にJA職員がいる(いた)ので、なんとなくそういう感じなのかなとは思っていたが、本書...続きを読む
  • 農協の闇
    わりと闇深そうだと思っていた農協の闇を知りたくて購入。著者が農協系の新聞(日本農業新聞)の元記者というのも中々に闇深いというか、ジャーナリスト魂を感じる。
    かんぽ然り、商工中金然り、やっぱり金融系に過度なノルマを課してはダメだよなという率直な感想。この点だけは、自分の前の職場は極めて恵まれていたなと...続きを読む
  • 誰が農業を殺すのか(新潮新書)
    大まかに書くと、日本の農政はダメだよね。
    もっと稼げる農業にしないと、って感じです。
    なぜダメなのか、どうして稼げないのか、その問題提起はされています。
    あとレビューで解決策書けよと書かれた方がいるけど、ジャーナリストなので学者では無いし、解決方法なんて彼らに考えさせてはいけない。テキトーな穴だらけ...続きを読む
  • 農協の闇
    農協の負の側面を告発した一冊。金融商品に依存する体質、過酷なノルマなど。農家の減少にも関わらず非農家の準会員を増やし生き残る閉鎖的な組織。
  • 誰が農業を殺すのか(新潮新書)
    第四章「過剰な安心」が農業をダメにする、が参考になった。
    有機農業が、どんなものか。
    それにはどんな制約があるか。
    メリットがあるか、デメリットがあるか。
    しっかり考え、理性的に考えることが必要ではないか。

    雰囲気フワリで、流される先に、どんなものが待ち構えているか。
    誰が、その雰囲気を扇動し、誰...続きを読む
  • 農協の闇
    酷い。特に目先の数字だけを整わせるような共済の
    契約の取り方は一体誰に何のメリットがあるのか

    組織を大きくして権力を強大化させる事。が目標になってしまって現場で起きている苦しみや詐欺まがいの行為には目をつぶり、悪事がバレたら隠蔽する

    どこにでもある話しだが、そもそも隠蔽も悪事もダメ
    たまたま自分...続きを読む
  • 日本発「ロボットAI農業」の凄い未来 2020年に激変する国土・GDP・生活
    日本の現在・未来の農業がどうなっているかを述べた本。
    paddy watchのところだけ読んだ。新潟県秋葉区の農場が例として出され、パディウォッチの活用により今まで作業時間の3分の1を使っていた水管理はスマホで見るだけで良くなった。
  • 日本発「ロボットAI農業」の凄い未来 2020年に激変する国土・GDP・生活
    日本の農家の平均年齢が2015年で66.4歳! 農家の実質的な定年は70歳ということから、この数年で「大量離農」が起きる事は確実という事らしい。意識した事なかった。

    日本の農家の課題は、生産性の低さ。これは、国による減反政策から補助金が出る事やJAによる集団保護政策に一因があるらしい。また、大量離...続きを読む
  • 日本発「ロボットAI農業」の凄い未来 2020年に激変する国土・GDP・生活
    農家のほとんどは兼業農家なので農業収入は少なくあてにもしていない。保護の必要はない。
    結果が出れば因果関係はどうでも良いのがビックデータの活用方法。
    2020年には農業はロボット化。
  • 日本発「ロボットAI農業」の凄い未来 2020年に激変する国土・GDP・生活
    高齢農家の大量離農に伴い、日本の農業が企業による大規模農家に集約される変革期にあるという。労働人口の減少がモチベーションとなり、ロボットやAIなどの技術の導入による生産性の向上が農業分野で行われている。今後の発展に期待したい。
  • GDP4%の日本農業は自動車産業を超える
    本屋でまとめ買いして、積ん読になっていたが、収穫の秋、読書の秋、楽しく読ませていただいた。

    一言で言うと、日本の農業を悲観していないという事であろう。

    その論点も的確で、的を得ていると思える。

    書かれている内容について、具体的な事例では知っている内容も多くあったが、知らない内容、知らない方も多...続きを読む
  • GDP4%の日本農業は自動車産業を超える
    今までダイヤモンドやら東洋経済やらの農業特集を何度も読んできたけど、この業界紙出身記者の慧眼に目からウロコです。