中谷内一也のレビュー一覧

  • 信頼学の教室

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    言われればそうだよねという感じだが、実験を通して信頼の構造を明らかにする過程はおもしろい。
    おかしな掛け合い風のつくりも楽しめた。

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    2021年12月13日
  • リスク心理学 ──危機対応から心の本質を理解する

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    リスクの二重過程理論について手っ取り早く理解するには最適な本である。ただよく読むと説得の精緻化理論と同じようなもののように思われる。
     これをきっかけにリスクの二重過程理論について学ぶ契機にはなるであろう。

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    2021年10月26日
  • リスク心理学 ──危機対応から心の本質を理解する

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    ■そもそも人が何を「立ち向かうべきリスク」としてとらえるかについては、気持ち次第によるもの。このことが、リスクの問題に心の問題が関わってくる理由。
    ■「危険は実在するがリスクは社会的に構成される」(ポール・スロビック)
    ■私たちのリスクへの反応は「確率」と「深刻さ」とは別の軸がある。
    ■統計的なリスク情報は犠牲の規模を伝える適正な情報でありながら、そして、そうであることは頭では理解されながらも、それほど影響力を持たない。
    ■判断を決める「二つのシステム」(二重過程理論)
     二重過程理論は現在の心理学において人の判断・意思決定研究の基盤を説明するグランドセオリー(幅広い分野に適応できる一般理論)

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    2022年07月12日
  • 信頼学の教室

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    「つまり、相手から被害を受けるリスクがあるからこその信頼なのです。」

    話の進み方は『嫌われる勇気』に似ている。これは少しくどいかも。内容はわかりやすい。途中で3.11に関した信頼について学問的に書かれている。

    信頼は、”価値共有”、”能力の高さ”、”動機”から成り立つ。

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    2016年01月30日
  • 信頼学の教室

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    人類が文明社会を築けたのは、信頼のシステムを発達させて、他者と協力し合ったから(※1)。
    本書は、信頼のからくりについての社会心理学の成果を先生と生徒の対話形式で紹介する。

    ※1
    NHK取材班(2014年)『ヒューマン』角川書店.

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    2016年01月05日
  • 信頼学の教室

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    確証バイアス、だとか、非対称性だとかと合わせて、「価値共有」「能力」「動機づけ」が信頼に及ぼす割合の話など、面白かった。

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    2018年10月14日
  • リスク心理学 ──危機対応から心の本質を理解する

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    人がリスクをどう捉えるのか、感覚的なところを二重課程理論で説明してもらいました
    ヒューリスティクスの考えも勉強になりました

    数値だけではなくそこにあるストーリーを示すことが重要

    リスクに限らず人の行動に関して、参考になることが多く、PJT等で人を動かす立場の人には参考になることが多いと感じます

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    2025年03月02日
  • 信頼学の教室

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    対談形式は冗長だと思う。
    自分なら、信頼を感情的要素と、論理的・合理的要素に分類したうえで、信頼の非対称性は前者から発生すると書くだろう。
    思わぬ指摘があり(文明と信頼の関係、敵対関係から信頼関係を構築するのに必要な条件など)、十分有益で、満足した。

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    2024年01月27日
  • リスク心理学 ──危機対応から心の本質を理解する

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    どのような状況下で人はリスクを感じ、それを避けたい・避けなくてはと思うのか。
    コロナ禍での事例など具体的に想起しやすい事例が提示されており、専門的な説明もわかりやすく感じられた。自分はどんなふうにリスクと向き合っていたかな、と振り返るきっかけになった。

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    2023年04月17日
  • リスク心理学 ──危機対応から心の本質を理解する

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    二重課程理論をベースに、人々のリスク対応のあり方をわかりやすく説明した本。私は大学で心理学を専攻していたため、当時習った用語が数多く登場し、懐かしい気持ちになった。2因子モデル、ヒューリスティクス、アンカリング効果、確証バイアス、ステレオタイプ、公正世界誤謬などなど… これらの用語は、用語としては知っていたものの、コロナ禍の状況における具体例が明示されることで、より身近に感じることができた。人間の認知の仕方のクセがわかることで、自分の直感的な感覚を疑ったり、世の中で起きている現象のメカニズムを俯瞰的に分析したりすることができるので、これらの知識を身に着けることはすごく有益だと思う。

    リーダー

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    2022年03月21日
  • 信頼学の教室

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    理由もなく積読状態になっていて、今読もうと思ったのも偶然だった。
    でも、今読むのにふさわしい一冊だった!

    特に「7日目 東日本大震災後、不安の波及は起こったのか」は、コロナ禍の今、改めて読む価値がある。
    大きな社会的リスクのさらされると、対比効果や「心配総量有限仮説」といった心理的な動きが働いて、それ以外のリスク管理への信頼が理由んkなく高まってしまう、という指摘は興味深い。

    それにしても、コロナ禍の中、信頼を集める政治的リーダーもいれば、そうじゃない人もいる。
    それはなぜなのかということを考えるヒントを、たくさんくれる。

    信頼の非対称性(築くのに多くの時間と手間がかかるのに、失われるの

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    2020年04月27日
  • 信頼学の教室

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    「信頼は得にくく失いやすい」(信頼の非対称性)というような経験的に理解していることを学問的に解説していく。ナカヤチ先生とシンジ君の対話という形式にすることによって、読みやすくなっている。

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    2016年10月30日
  • リスク心理学 ──危機対応から心の本質を理解する

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    リスク心理学というあまり知られていない学問の基本的な知識がわかる本。
    人がリスクを感じる際の心理がわかる。

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    2022年11月06日
  • 信頼学の教室

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    ・人を騙して利益を得ようとする人すらいる世の中で、相手を信頼することは、リスクを伴いますけど、相手を信頼しないことには、生きていくことはできません。さて、信頼はどのようにして築けば良いのでしょうか?

    >信頼が高い人については、良い情報が重みを持ち信頼が維持され、信頼が低い人については、悪い情報が重みを持ち低い信頼が維持されやすい。とか、信頼を高める最も強い要因は同じような価値を持っているという認知である。など、過去の経験と照らし合わせても、腑に落ちる内容でした。

     信頼を獲得するためには、相手が持っている価値観や行動原則に注意をはらい、小さなことでも疎かにせず、真摯に対処することで、抜け漏

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    2020年04月29日
  • 信頼学の教室

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    ・能力以外の信頼に必要な要素に、相手の『人柄』がある
    ・他者から信頼を得るには、信頼に足る根拠をたくさん積み重ねていくことが必要で、それには長い時間ががかる。ところが、信頼を失うのはたった一度のまずい出来事があれば十分で、したがって、信頼はごく短時間で失われてしまう
    ・信頼の非対称性。悪い出来事は良い出来事よりもインパクトが強い
    ・不祥事によって対象企業の価値が自分たちと相容れないと消費者に受けとめられたままでは、どんな信頼改善策を実施しても効果は上がらない
    ・信頼の低い組織の場合、価値共有認知、能力認知、動機づけ認知の3要因のうち、信頼のレベルを決める要因として最も影響力の強いのは価値共有認

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    2018年11月04日
  • 信頼学の教室

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    面白く書こうとして、スベってる(笑)
    信頼ってなんだろう。どうやって構築されるのか。ということを統計を通して説明されている。
    昔話をベースにした説明がわかりやすい。が、ほぼ内容は統計。
    まとめを読むだけでも良いかもしれない。

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    2016年03月31日