マイケル・W・コベルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者マイケル・W・コベルの『伝説のトレーダー集団 タートルズの全貌』も、かなり面白い部類に入るので期待していたが、やはり裏切らない良書。各章タイトルもユニーク。特筆すべきは、読みやすさ。投資本にかぎらず海外書籍の翻訳にありがちな難解な表現がなく、総じてライトな語り口で指南書というより手記といった感じ。また随所にみられる皮肉めいた言葉のセレクトが絶妙かつ痛快で、読み進めることに全く抵抗がないため一気読みしてしまうと思う。著者の伝えたい意図、ニュアンスを繊細に汲み取った翻訳者および監訳者の感性(センス)を大いに評価したい。テクニカル派もファンダメンタルズ派も「これ絶対読むべきやつ」と総評しておく。
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Posted by ブクログ
ネタバレ投資素人たちをビリオネアに成り上がらせたタートルズの訓練内容、具体的なトレードルールまで詳細に記されているので、トレーディングに関心のある者にとって大いに参考になる。
彼らが活躍した1980年代のマーケットでは特別な才能や思考レベルの高い者でしか、トレーディングに携わることができない風潮にあったわけだが、その定説を覆すような人体実験は思いのほか痛快であり、これが本当にノンフィクションなのかと感じさせる大胆さがある。
デニスはトレーディングに才能は要らない、ルールを学習すれば誰だって成功することができるという考えの下で、この突拍子もない実験を莫大な資産をもとに実施するわけだが、ある意味で、それ -
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Posted by ブクログ
わずか400ドルを2億ドルにしたシカゴ最強のトレーダーが自分の資金を元手に、自分の知識を勉強した学歴や経歴など全然違う人物が優秀なトレーダーになるか実験したストーリーです。
最初はそのシカゴのトレーダーがどうやって稼いだのか、タートルと名付けられた被験者たちがどのようなルールで過ごしていたのか、タートルを卒業した被験者たちがその後どう生きたのかが書かれていて、
知識がなくても映画を見ているような感じで面白かったです。
ただ、株の知識があったほうがレバレッジなどの単語がわかり、より緊張感が伝わりました。
実際にタートルが実践したルールが書かれていますが、実践するにはちょっと難しかったです。
物語 -
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